またまた、とんでもないエロマンガを見つけてしまった! 大嘘『アシコキズム』(茜新社)である。作者の初単行本となるこちらの作品集は、茜新社の雑誌「GirlsforM」に掲載された作品をまとめたもの。
「GirlsforM」といえば、みんな大好きなM男向けマンガ誌である。よって、収録作品はすべてが女性上位。そしてタイトルの通り、描かれるプレイのほとんどが足コキをメインにしているのである。
もう、この時点でマゾ体質な男子は興奮しているでしょう。しかも、この作者はどれだけ自らのフェティシズムを先鋭化させているのだろう……描かれる足コキのほとんどが制服の女子校生によるニーソの足コキなんだから。
そして、その先鋭化したフェティシズムは、今まで足コキに興味のなかった男子すらも足コキの沼へと誘う要素を持っている。まず構図が素晴らしいのである。表紙イラストからして黒ニーソ、黒パンになぜかコルセットと、思わず声が出そうな見事な構図と小道具を描いているわけだが、収録作でも太ももがエロく見えるような構図を連続で見せると思いきや、パンツ丸見え、パンツを脱いで大事なところが丸見えなどなど、足コキは、眼福との融合によってマゾ男を歓喜させるということを股間と脳髄にたたき込んでくれるのだ。
収録作のうち、まずオススメしたいのが連作「Olfactophilia」。この作品は、教え子の上履きの匂いでハアハアしつつ1人でシコシコしていた変態教師が、女子校生たちの奴隷にされちゃうという作品だ。この作品、足コキにとどまらないプレイの多様さがマゾ男を満足させまくっちゃう。特に、ニーソで玉を蹴られるシーンは、これまたパンツが見える構図なので、玉責めによる痛さと気持ちよさを超えた何かを与えてくれる。
その先には、パンツを頭にかぶせられた挙げ句に窒息させられながら、脱いだニーソでコキコキされるとかもあって、読者は「くそう、羨ましい! 代わってほしい!」と、もはやフィクションと現実の垣根を越えた気持ちを抱くことになるだろう。
ちなみに、この作品はマゾ男ものなのに本番アリ。ご主人サマな女子校生が「ペットにはこっちで十分でしょ」とお尻の穴でヤラせてくれるのである。マゾ男のくせに幸せすぎるじゃあないですか。
ここまでの説明で自ずとわかるだろうが、作者である大嘘の描く物語は、一つのフェティシズムだけではない複合的な要素で物語を盛り上げ、興奮させてくれるのだ。
収録作の一篇「Urophilia」は、その要素が特に生かされている。この作品では「人におしっこしているのを見られるのが好き」というヒロインが、パンツを履いたまま主人公に飲ませた上に、顔面騎乗で布に染みこんだのまで吸わせちゃう。
この後、どんなマゾ男歓喜な展開になるのかと思いきや、プレイしている姿を友人に見られたヒロインは無理矢理やらされた被害者面を。かくして、主人公は足コキどころか全力で玉を蹴られたりの悲惨な目に。黒い! ヒロインが変態な上に黒いよ! 青春時代にこんな体験したら、まともな人生終了だよ!
いや、もっともまともな人生を送っていないのは作者自身だろう。ペンネームが「大嘘」なんて、ふざけた作者だなと思ったのですが、後書きでは「足コキでフィニッシュするマンガがあっても良いじゃないか!」と思って成人漫画を描き始めたという個人史を語っている。
つまり、変態が自分の欲望を満たす方法を考えた結果が、商業作品になってしまったということらしい……。
カバーを外したら「ぱんつあやとり」をしている女の子が描かれているし、足コキ以外にもさまざまな変態性欲を持っているらしい作者が、この先どのように進化していくのかと思うと興奮が止まらない。
とにもかくにも、もっと変態をこじらせてマゾ男が歓喜する作品を生み出して欲しいものだ。
(文=ピーラー・ホラ)
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