「これはメトロイドではない」「外人が本気で悲しんでてかわいそう」『メトロイド』シリーズ最新作に大ブーイング

1506_metroid.jpg「任天堂」公式HP内「E3 2015情報」のMETROID PRIME: FEDERATION FORCEより。

 今月17日(日本時間)、世界最大級のゲーム見本市「E3 2015」に合わせて行われたプレゼンテーション「Nintendo Digital Event」で発表された『メトロイド』シリーズの最新作、ニンテンドー3DS用ソフト『METROID PRIME: FEDERATION FORCE』(米国名称)。この予告動画が公開されると、「期待されていたものではなかった」とファンが激怒し、開発中止を求める署名活動を始めるなど、炎上騒ぎとなっている。

『メトロイド』シリーズは任天堂によるSFアクションゲーム。リリースされたハードや時期によって2D探索アクションの作品と3Dの主観視点の作品に大別されるが、1986年のディスクシステムでの初代のリリース以来、高い評価を得ている人気ゲームだ。そのゲーム性はもとより、ホラーSFというシリーズの世界観に魅了されたファンも多く、海外では同社の『ゼルダの伝説』シリーズと並んで熱狂的なファンがいることでも知られている。

 日本時間今月17日に行われた「Nintendo Digital Event」にて、任天堂は『メトロイド』シリーズの最新作『METROID PRIME: FEDERATION FORCE』をニンテンドー3DS専用ソフトとして2016年にリリースすると発表。ファンが待ち焦がれていた『メトロイド』シリーズの新作だったはずが、トレイラー動画を見たファンからは「任天堂はファンの望んでいるものを理解していない」という批判が殺到。動画サイトYouTubeに投稿された同作品の公式トレイラーには、高評価4000強に対して約10倍の4万4000件を超える低評価が付けられる“炎上”騒ぎとなっている。また、署名サイト「Change.org」では『メトロイド』新作の開発中止を求める署名活動も開始され、1万2000人を超える署名が集まっている。

 ネット上ではこの炎上騒ぎに対して「こんなに低評価が入ってるのは任天堂のビデオで見たことがない」「外人が本気で悲しんでてかわいそう」との反応と共に、「メトロイド要素はどこにあるんだ」「メトロイドファンの誰がこれを望んでいるんだ」「ゲームとして面白くても、これはメトロイドではない」など、同調するように最新作の世界観へ疑問を呈する意見も。また、「メトロイドプライムの正統進化の方向でいけばいいのに」「次世代機で綺麗な(『メトロイド』シリーズ主人公の)サムスを見たかった」とグラフィックのクオリティの低さを指摘する声もある一方で、「任天堂のゲームはグラフィックじゃない」「風のタクト(グラフィックを大幅に変更しながらも評価の高い『ゼルダの伝説』シリーズ)の例があるから、出るまではわからないよ」とあくまでも最新作はスピンオフ作品であり、リリースまで静観すべきとの意見も上がっていた。

 メーカーやゲームファンにとって一大イベントである「E3」も終わりが近づき、ゲームファンは発表された新作を楽しみに待つ時期がやってきた。スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジー7』のリメイクの発表など各社“サプライズ”もあり、大いに盛り上がった今年の「E3」ではあったが、任天堂の今回の発表は熱狂的なメトロイドファンにとっては望んでいない“サプライズ”になったのかもしれない。

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