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スマホ進出も有力視される『マリオカート』に、“ゲーム機体験”を目指す『Angry Birds Go!』注目のレースゲーム動向

編集部

2015.06.02

カーレースアプリ『Angry Birds Go!』公式HPより。

　人気のカーレースゲームアプリ『Angry Birds Go!』が先日、「バージョン 1.7.0」になり、新機能として「パーティモード」を追加した。

■『Angry Birds Go!』でローカル対戦プレイが可能に

　パーティモードとは複数のプレイヤーで同じWi-Fiに接続して(もちろんそれぞれ異なる端末でOK)、その場で競い合うローカルマルチプレイ機能だ。現状では2人で行う対戦プレイのみが可能だが、今後すぐに3人以上のローカル対戦プレイが可能になるようアップデートされるとのこと。

「我々のゲーム『Angry Birds Go!』でフレンドリーなマルチプレイを実現したいとの想いから開発を続けてきました。子供の頃にゲーム機で対戦レースを楽しんだ体験を思い出してもらうことが狙いです」と、Rovioの社外製品責任者のウィルヘルム・タット氏は語る。スマホゲームの代名詞ともいえる『Angry Birds』だが、意外にも(!?)目指すところはコンソール機で味わえるゲーム体験であるというのが興味深い点かもしれない。

　ローカルマルチプレイ機能の搭載とともにアップされた「プロモーション動画」では、“もう1人じゃない”ことをコンセプトに、仲間と楽しく共有するゲーム体験を提案している。

『Angry Birds』関連ではまた、サムスンのHMD「Gear VR」用のバーチャルゲーム『Angry Birds VR』が先日ラスベガスで行われたイベント「Rock in Rio」にて発表。イベントでは、VIPパスを持つ招待来場者がこの『Angry Birds VR』を実際にお試しプレイできたようだ。「Gear VR」のマスク部分を“怒った鳥の目”にした機器も用意され会場を盛り上げたというが、実際にどんなゲームだったのかは現在のところあまり情報がないようである。

　数年前のエイプリルフールにRovioは、プレイヤー自らが弾丸になって『Angry Birds』をプレイできるというHMD『Eagle Eye』を“嘘発表”したが、今回は決してオフザケではないはず(!?)である。今後の情報が待たれるところだ。

■スマホアプリ版『マリオカート』は来年登場か？

　広がりを見せる『Angry Birds』関連情報も気になるところだが、“みんなで楽しめるレースゲーム”の決定版といえば、なんといっても『マリオカート』ではないだろうか。

　今年3月に任天堂がDeNAと協力してスマートフォン向けアプリの開発に取り組むというニュースは大きな反響を呼んだが、先頃発表した決算資料によると、任天堂は2017年3月までにスマートフォン向けゲームを5タイトルをリリースすることをアナウンスしている。「iPhone Mania」の記事によれば、その5タイトルの中に『マリオカート』が含まれている可能性が高いということだ。早ければ来年にもモバイル端末で新たな『マリオカート』体験ができるかもしれず、期待は膨らむ。

『マリオカート』の面白い関連情報では、6月20日に公開される『マッドマックス』ファン待望の映画『マッドマックス怒りのデス・ロード』のパロディ動画『マリオカート怒りのデスロード(Mario Kart: Fury Road)』がネットに投稿されて話題を呼んでいる。パロディとはいえ、なかなか本格的な架空のトレイラーに仕上がっていて見応えじゅうぶん！