「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

海外でもリアルタイムで読まれる「週刊少年ジャンプ」 海外配信も決まり、『ブラッククローバー』の人気が急上昇中!?

――発行部数約260万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌
「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

1504_jump21.jpg週刊少年ジャンプ公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2015年21号表紙と巻頭カラーは、テレビアニメ第2期が放送されている『ニセコイ』。今号では原作とアニメの連動ポスターが付属している。今号の作者コメントにて、登場ヒロインのひとり・橘万里花の誕生日に、本作の人気投票でもおなじみとなった読者の「千葉県のYさん」から、作者の元へ花束と“月の権利書”が贈られてきていたことが明かされ、ネット上などでも注目の的に。“月の権利書”とは、アメリカの会社・ルナエンバシーが発行、販売する「月の土地権利書」で、法的効力はないとされているが、ジョークグッズの類いとして親しまれている。マンガファンのプレゼントとしては、ファンレターやバレンタインデーのチョコなどが有名なところだが、“月の権利書”は珍しいのではないだろうか。

 今週の掲載順位は『ニセコイ』以下、『僕のヒーローアカデミア』『暗殺教室』『トリコ』『食戟のソーマ』『ブラッククローバー』『銀魂』『ハイキュー!!』……と並ぶ。このところ、上位での掲載が目立っている『ブラッククローバー』。次号からは2号連続センターカラー、合わせてアメリカ版の「SHONEN JUMP」でも日本との同時配信が決定と、勢いづいている。かたや、今号の最下位(『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』を除く)は『卓上のアゲハ』、そのひとつ前には『改造人間ロギイ』と、掲載順を落としている。「ジャンプ」では、次号より『NARUTO-ナルト-外伝 七代目火影と緋色の花つ月』が短期集中連載という形でスタート。さらに、24号からは3号連続で新連載が控えており、次号以降、連載終了作品が出てくる可能性も高い。過酷な連載レースからも目が離せそうにない。

 今号の注目は、電子版である「ジャンプ+」連載中のマンガ『ジャンプの正しい作り方!』だ。同作は、これまで製紙工場から印刷会社、「ジャンプ」のデザイナー、『僕のヒーローアカデミア』のマンガ家・堀越耕平らを取材するなど、「ジャンプ」製作の過程を追ったマンガ。本日配信分より、英語版「ジャンプ」――すなわち前出の「SHONEN JUMP」を手がけている、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコの会社「VIZ Media」を取材することに。「VIZ Media」は、小学館集英社プロダクションの子会社だ。同作によると、02年に月刊として刊行をスタートした「SHONEN JUMP」は、12年より電子書籍となり、現在は日本と同日に掲載マンガの最新話が読めるようになっているという。また、アメリカに限らず、現在カナダやイギリスなどを含め、全7カ国で配信されているとのこと。すでにリアルタイムで海外で読まれている「ジャンプ」マンガ。日本だけの盛り上がりだけでなく、海外での盛り上がりにも注目だ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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