“超・強い”プロゲーマーたちの実力はいかに…?? 熱戦の舞台「ウルIV日本大会」が「東京ゲームショウ2014」にて開催!

1409_usf4_1.jpg「ウルIV日本大会」公式サイトより。

 間近に迫った「東京ゲームショウ2014」。日本最大規模のゲーム展示会ですが、9月21日にはプロ格闘ゲーマーも多く所属する「Mad Catz」主催の「ウルIV日本大会」が開催されます。「ウルIV」こと『ULTRA STREET FIGHTER IV』(カプコン)と言えば、『スーパーストリートファイターIV アーケードエディションVer.2012』に新キャラなどの新要素を追加した作品で、「超(ウルトラ)・強い奴に会いに行く」というフレーズでもお馴染みです。また、この大会にはプロ格闘ゲーマー「ウメハラ選手」「ときど選手」「マゴ選手」の3名が出場する予定。今回は“超・強い奴”こと、プロ格闘ゲーマーの魅力や逸話を紹介していきます!

■ウメハラ選手 “日本を代表するプロゲーマー”
 日本人初のプロゲーマーと知られるウメハラこと梅原大吾。中学生のころからトップレベルの実力を持っていた彼の有名なエピソードの1つが、秋葉原のセガで打ち立てた連勝記録。『ヴァンパイアハンター』(カプコン)で1つの負けを喫したことから始まり、その後なんと250連勝以上を成しとげるというモンスター記録を作りました。

 そしてもう1つが2004年、アメリカで開催された格ゲーの祭典・Evolution「ストリートファイターIII 3rd STRIKE」でのこと。ウメハラ選手が使うケンは相手(ジャスティン・ウォン選手)の操る春麗におされ、体力ゲージはほぼ0。ジャスティン選手の春麗は、技をガードさせることでケンの体力を減らし勝利を収めるべく、スーパーアーツ「鳳翼扇」(キックが連続で放たれる技)を使いました。

 しかし、ウメハラ選手はこれをブロッキングで全てさばき、その後、反撃から昇竜拳へ、そしてスーパーアーツ「疾風迅雷脚」を叩き込んで勝利! 驚異の逆転劇をギャラリーに見せつけたのです。

■ときど選手 “東大出身のゲーマの愛称は「えなり」!?”
 頭脳派として知られるときど選手(本名:谷口一)。麻布中・高卒業後に東京大学教養学部理科I類へ進むというエリートで、しかも韓国で行われた「Id Global Tournament 2014」など数々の大会で優勝しているほどの腕前を持っています。理系エリートの頭脳と素晴らしい腕前といった……天は彼に何物与えたのでしょう? そんな彼の特筆すべきエピソードは「愛称が多い」こと。殿、兵長、クリムゾン谷口……といったあだ名がありますが、その1つが「えなり」。

 2009年に行われた「第1回GODSGARDEN」でのこと。対戦したネモ選手が使う春麗に向かって、2回フィニッシュをしたときど選手。その際、「何回やれば気が済むんだてめえよお!」と口によるプレイ(格闘ゲームではこうした口によるプレイが多く見られ、名言として残ることもしばしば)をしたところ、口調が俳優のえなりかずき氏に似ていると動画サイトで盛り上がり、「えなり」という愛称がそのまま定着してしまったのです。さらにマゴ選手にまで、「えなりにしか見えなくなった」などと言われてしまいます。

 また彼は、今年7月16日に「東大卒プロゲーマー」(PHP研究所)といった著書もリリースしており、最高の頭脳を持った彼がなぜプロゲーマーという未開の道に進んだのか、本書中で語っています。

■マゴ選手 “洞察力とコミュニケーション能力に長ける選手”
 マゴ選手の持ち味は、洞察力とコミュニケーション能力。『スーパーストリートファイターIV』(カプコン)においてあまり注目されなかったキャラクター・フェイロンの良さを持ち前の洞察力で見つけ、強キャラと認められるまでに仕上げたのです。さらに知識も豊富なことから、解説や実況でも活躍しています。口調は“俺様”系に近いのですが……それは彼の行うエンターテイメントのひとつ!

 また、マゴ選手は周囲に対してもフォローをまめにし「どんな人とも公平に付き合う」と、ニコニコ生放送などで公言しています。コミュニケーション能力の高さがうかがえる発言です。

 2010年の遠征(『スーパーストリートファイターIV』カナダカップ)では、現地のインタビュアーに普段している仕事について聞かれた際、「友達の手伝い」と答えたのにもかかわらず、日本語があまり得意でない通訳が「デザイナー」と伝えたエピソードも……。その前に「(日本のバンド)ポルノグラフィティが好き」と言い、インタビュワーが“エロ本”と勘違いして驚いたというエピソードとともに、ネットでは「2Dポルノデザイナー神マゴ」という愛称がつけられています。

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 そんな彼らが出場する「ウルIV日本大会」! 格ゲーはテンポが良いため、一瞬目を離したすきに展開が変わることもしばしば。現地で見る際は、本当に目が離せません。 また、17日にはトーナメントの組み合わせが発表される予定です。彼らと、そしてエントリーした選手たちの戦いを、楽しみにしておきましょう!
(文/らくしゅみっくす)

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