16連射に『ロードランナー』後ろ手コマンド入力…高橋名人がゲーム会社を設立【ざっくりゲームニュース】

• ツイート
• 

――毎日発表されたゲーム関連情報の中から、注目のネタをまとめてピックアップ。ざっくりわかる本日のゲームニュース！

「株式会社ドキドクグルーヴワークス」公式サイトより。

　今日は、梅雨の物憂げな雰囲気を吹き飛ばしてしまう衝撃的なニュースに注目！

　ファミコン全盛期に一世を風靡した、あの高橋名人（本名：高橋利幸）が、株式会社ドキドキグルーヴワークスを設立し、代表取締役名人に就任したと、昨日、同社の公式サイトや自身のオフィシャルサイトで明らかにし、大きく話題となった。

　高橋名人といえば、ファミコン世代で知らない人はいないと言っても過言ではないファミコン界の偉人。もともとはゲームメーカー・ハドソンの広報だった高橋名人だが、イベント会場において観客にパスワードが見えないように、後ろ手で『ロードランナー』のコマンドを入力したことがゲームキッズに衝撃を与え、それをきっかけに大ブレイク。1秒間にボタンを16連射するというゲーマー的にシビれまくる腕前で日本中を席巻した。
8
　その結果、高橋名人を題材にしたマンガ、アニメ、ゲームがリリースされたほか、自慢の歌声を武器に歌手デビュー。さらに、警察署の1日警察署長の依頼があった際は、「高橋名人の連射力は、コントローラーに仕掛けたバネによるものだった」という詐欺容疑で逮捕された……というデマが流れるほどであった（結局1日警察署長は実現しなかった）。また各ゲームメーカーから、○○名人が続々と誕生した。

　その後ファミコン人気が落ち着いた頃になると、メディア向けの活動を縮小し後進の指導や本来の業務である宣伝活動に力を入れるようになる。

　2011年にはハドソンの業務からコンシューマゲーム事業が消えたことをきっかけに退職したものの、ハドソンとの話し合いで、商標登録されていた「高橋名人」という名前を、引き続き使用できるようになり、近年では株式会社MAGES.の社員として動画共有サイト「ニコニコ動画」で行われる公式生放送にゲームプレゼンターとして出演するなど、ゲーム業界のご意見番として今もなお高い人気を誇っている。

　今回、設立した会社では、ゲームの企画、開発、データチェック、運営など、ゲームに関わるすべての業務を行うとしている。また、代表取締役名人として業務を遂行するかたわら、これからも株式会社MAGES.の社員としてゲームプレゼンターの仕事を続けるようだ。

　長年ゲーム業界に貢献し続け、遂にゲーム会社を設立した高橋名人。彼の生きる伝説としての活躍からますます目が離せない。

　次に、世界中で大人気の潜入アクションゲームシリーズ『メタルギアソリッド』のハリウッド映画化がついに本格的に始動したと、映画情報サイト「シネマトゥディ」が報じた（外部参照）。

『メタルギアソリッド』といえば、コナミ株式会社から1998年にPlayStationで発売され、全世界で600万本を売り上げた大人気作品。2013年12月の時点で累計販売本数が3630万本を超えている人気シリーズであり、アメリカのビジネス誌「フォーチュン」から、「20世紀最高のシナリオ」と称された作品でもある。

　本作の映画化は2012年の8月に発表されていたがそれ以降は音沙汰がなく、企画はうやむやになってしまったかと思われていたが、水面下で映画化に向けて準備がされていたようだ。製作・配給の米ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが、新進気鋭の映画監督ジョーダン・ヴォクト＝ロバーツ氏と現在交渉中とのこと。そのほか、プロデューサーとして、マーベル・スタジオの創設者アヴィ・アラッドといった名前が挙がっている。

　果たして、『メタルギアソリッド』の実写化映画化は成功するのか!?　今後の展開に、期待したい。

■今回紹介したゲーム情報関連の公式サイトは以下より。
・高橋名人 TAKAHASHI MEIJIN OFFICIAL SITE
http://16shot.jp/
・株式会社ドキドクグルーヴワークス 公式サイト
http://dokidoki.co.jp/index.html
・シネマトゥディ　「メタルギア ソリッド」のハリウッド映画化が本格始動へ！新鋭監督と交渉中
http://www.cinematoday.jp/page/N0063514