インディーズゲームの開発推進や任天堂ゲームセミナーでの採用など 「Unity」周りがアツい！【ざっくりゲームニュース】

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――毎日発表されたゲーム関連情報の中から、注目のネタをまとめてピックアップ。ざっくりわかる本日のゲームニュース！

「任天堂ゲームセミナー2014」公式HPより。

　今日のゲームニュースは、ゲームエンジン「Unity」関連ニュースに注目だ。

　ゲームエンジン「Unity」を提供するUnity Technologies社の日本支社である、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社（以下、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン）と、株式会社SummerTimeStudio（以下、SummerTimeStudio）が、ゲーム開発における業務提携を締結した。

　今回発表されたプレスリリースによると、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、多くの人々にゲーム作りの面白さや素晴らしさを楽しんでもらうために、技術的・権利的に二次利用が容易なキャラクター「ユニティちゃん」の配布や、開発者コミュニティの交流支援を行うためのサービス「Unity県人会議」を開始するなど、ツールの提供にとどまらない開発者の支援を展開。

　一方、SummerTimeStudioは2011年の創業以来、Unity Technologies社が掲げる民主的ゲーム開発という理念に賛同し、「Unity」を全作品に採用しているゲームメーカー。家庭用ゲームメーカー出身のクリエイターが培った技術や経験を活かし、独自のゲーム開発技術の効率化とノウハウによって、高いゲームクオリティと表現力を実現している、とのこと。

　今回の業務提携を通じて両社は、優れた国内外のインディーズゲームの販売展開をサポートする“Unity Games Japan”プロジェクトにおいて、「Unity」で開発されたタイトルのローカライズやさまざまなプラットフォームでの開発移植に関して相互に協力・推進してゆくことを発表している。

「民主的ゲーム開発」の理念を実践する両社がタッグを組むことで、今後、よりエッジの効いたインディーズゲームが出現することは必至。近年、ますます存在感を増しつつあるインディーズゲームの世界に、さらに注目だ。

　また、本日、任天堂株式会社（以下、任天堂）は公式サイトに「任天堂ゲームセミナー2014」の情報を掲載した。任天堂は2005年から、首都圏および関西圏在住の「ゲームを作ってみたいけど、仲間がいない、どうやって作ればいいかわからない」（公式HPより）という大学（院）生・専門学校生向けの実践的セミナーを主催しており、今年はインターシップとして開催される予定となっている。

　まず学生はチームごとに企画を立ち上げて、ゲームを制作していくことになるこのインターンシップ。学生たちの活動分野として、「プログラム」「グラフィック」「サウンド」の3分野が用意されており、開発には先述の「Unity」を使用してWii U向けの2Dゲームをチームで製作することとなる。活動期間は2014年8月下旬から2015年3月下旬までで、講義は主に期間中の毎週金曜日、18時30分から21時に行われる。活動拠点での製作日としては土曜日・開発終盤を中心に設定されている。なお2013年のセミナーでは、製作日が79日設けられたという。このセミナーで支給されるのは交通費のみだが、制作に必要となる機材は貸与されるため、気軽に本格的なゲーム制作の現場を体験することができる。

　ゲームクリエイターを目指す学生にとって、ゲーム作りに必要なことを十分学べる千載一遇のチャンスともいえる本セミナー。ゲーム業界での就職を考える学生は、ぜひエントリーしてみてはいかがだろうか。

■今回紹介したゲーム情報関連の公式サイトは以下より。
・ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社 公式サイト　広報　プレスリリース
http://japan.unity3d.com/blog/press/sts-utj
・株式会社SummerTimeStudio　公式サイト
http://www.summer-time-studio.com/
・任天堂株式会社 公式サイト　「任天堂ゲームセミナー2014」
http://www.nintendo.co.jp/etc/seminar/index.html