「ゆくゆくはAKB48さんを超えたい」 たけしも食いついた!? 仮面女子らが『TVタックル』で地下アイドルの戦略を語る

140624_tv_kamenjyoshi.jpgビートたけしのTVタックル』公式サイトより。

 6月23日に放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日)では、「これでいいのか!? 日本アイドル大論争」と題し、個性化する地下アイドルの現状が紹介された。今、注目の地下アイドルとしてゲストに呼ばれたのは、「帰れ」「ブス」「ババア」などファンが“罵っていいアイドル”のスルースキルズ、パフォーマンスのレベルが学芸会以下と言われる“未完成のアイドル” のBELLRING少女ハート、ファンがまったく応援しないスタイルでライブをする“応援されないアイドル”の さっちゃん、そして仮面をかぶってパフォーマンスをする“顔の見えないアイドル”の仮面女子。4組のアイドルが顔を合わせ、地下アイドルの戦略が明かされることとなった。

 トップバッターで紹介されたのは、スルースキルズ。中高年層に人気があるという罵りコール満載のライブが紹介されると、ボクサーを殴ってうっぷんを晴らす“殴らせ屋”みたいで楽しそうだと、さっそくビートたけしが興味を示すが「でも、ブスって程じゃないよね」というと、「でも、近くで見るとほうれい線が…」と、スルースキルズの最年長、西尾舞生が照れくさそうに答えた。

 BELLRING少女ハートは、“未完成のアイドル”らしく、自己紹介もぐだぐだ。自己紹介がわかりづらいということで、もう1度やることになるが、やはりぐだぐだ。すかさず、大竹まことが「辞めちまえお前ら(笑)! 揃ってないじゃないか(笑)!」と突っ込みを入れる。さらにライブのVTRが流れると、出演者全員が歌の下手さに唖然。「こっちのほうが罵り甲斐がある」と大竹まことに言われる始末。さらにファンからも「重要なのは学芸会並みではなく、学芸会以下。(レベルの高い曲を歌わせて)学芸会以下を維持するのは難しい」と、ほめているのかよくわからないような言葉を言われ、メンバーも思わず苦笑いだった。

 さっちゃんが自己紹介した際には、ファンが「テレビなんだから、ちゃんとあいさつしろよ!」と突っ込みのようなコールを送る。それにオリエンタルラジオの中田敦彦が「コンセプトが被ってきてません? 全員下手だし、全員罵られているんだけど」と突っ込み、スタジオに笑いが起こった。

 最後に紹介されたのは、顔を仮面で覆った仮面女子だ。大竹まことも、のっけから「今日来ているやつ、顔が見えない」と気になっていたほど、スタジオで存在感があった彼女たち。仮面女子が仮面をかぶったまま自己紹介をすると、「え? 誰がしゃべっているの?」と阿川佐和子も困惑気味だ。そんな仮面女子たちは、ライブの時だけ仮面を外し、素顔を見せる。仮面を付けたり外したりする戦略に、「隠されているから(顔を)見たくなる」、「(女の子が苦手な人には)仮面でハードルが下がっているからいい」と出演者も関心を寄せた。ビートたけしも、「これ、パチンコの機械に(リーチの時に仮面を取ったりかぶったりさせる演出で)導入したいな」と食いつくほどだった。

 4組のアイドルの紹介が終わり、今の日本のアイドルについて議論が始まると、大活躍をしたのは、現在、東京大学の3年生でもある仮面女子の桜雪だ。アイドルは日常生活の中で女性の上に立てない男性を立てているという話になると、「私たちの上にファンが立っているのではなく、一緒に走ってきてくれている仲間です」と答え、今のアイドルは無料でもライブをしているという話では、それはアイドルの安売りではないかというミッツ・マングローブの疑問に、「大きな事務所に所属していないため、売り出してもらえないので、今は無料でたくさんライブをして、たくさんの人に観てもらって広めていきたいと思ってやっています。無料で音楽を提供しようとか、(アイドルの収入源になる)握手会がメインと言うわけではないです」と返し、厳しい環境で頑張っている地下アイドルたちの声を代弁した。これには、「さすが東大、フォローがすごい」と大竹まことも関心。ほかの出演者からも、「賢い!」などの声が上がった。そして、桜雪は最後に「仮面女子は地下界では最強だと思っているので、地下アイドルとして、ゆくゆくはAKB48さんを超えたい」と発言。その強い想いに、「東大の上昇志向はすごいね」とオリエンタルラジオの中田敦彦も脱帽だった。

 アイドルがブームとなり、多様化したことで、奇抜なパフォーマンスや商法ばかりが注目されることもあるが、その裏側にはメジャーに負けないように売り出すための戦略やもっと多くの人に知ってもらいたいというアイドルたちの熱い想いがある。今回の放送によって、アイドルに詳しくなかったり、偏見を持っていたりした視聴者にも、アイドルの現状が伝わったのではないだろうか。
(文/桜井飛鳥)

仮面女子

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AKB48越え、いつか。

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