『アイカツプラネット』かわいい子しかいないというのはこうも癒しを与えてくれるのか　第11話

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　ハナのカミングアウトも済、メインキャラ以外にも焦点をあてたエピソードが。まずはキューピッドを愛してやまないあざとかわいい系アイドル、杏のメイン回だ。

　杏ちゃん、かわいいんだけどあざとかわいいとはなんだか違う感じがするんだよなぁ。おとめちゃん系路線というか。ふしぎ可愛いというか。顔とコンセプトがあってない気がしてならない。かわいいけど。まぁかわいいからいっか。

　事務所に打ち合わせにきた舞桜たちを出迎えたのは色とりどりのケーキたち。アリスのお茶会のような豪華さにテンションがあがる舞桜だったが、これを作ったのは他事務所所属アイドルである杏だった。

　彼女は舞桜たちに相談に乗ってほしいとやってきたようだ。話を聞いてみると、「失恋をした」という杏。おやおや、コイバナか？　と思っていると、杏が降られた相手はドレシアらしい。

　「スイートホールケーキ」というドレシアの力を借りたいと常々思っていた杏は彼女の元に訪れるも、「もっと私をほめて」という言われ様々な言葉をかけるも、そのどれもが彼女の気には召さなかったようだ。

　冷たくされるのに慣れていないという杏は、このスイートホールケーキの態度にショックを受け、その反動で大量のお菓子を焼いてしまったのだそうだ。

　そういった相談なら同じ事務所のキューピッドにすれば？　といってみると、忙しいキューピッドにそんな迷惑はかけられないという。舞桜たちも別に暇ではないのだが、確実になめられている。

　さらに今日行われるはずのバトルステージはシオリとアンの対決なのだ。ここでこんなお茶会を開いている場合ではない。杏はだからこそ、スイートホールケーキのドレスが必要なのだという不思議な論理で舞桜たちを丸め込み、協力しないわけにはいかなくなってしまう。

　ドレスのことならデザイナーに相談するのが一番、とサラも呼び出して相談に乗ってもらうことに。杏はスイートホールケーキがあんなにプライドが高いと思わなかったとこぼすが、プライドが高いことは悪い事ではなく、自分が特別な存在であることに誇りを持っているのはアイドルと同じだと諭す。

　ドレシアは役に立ちたくて仕方ないが、それはだれでもいいわけではなく、自分のドレスをちゃんとわかってくれる人の役に立ちたいのだ。

　その話を聞いて、スイートホールケーキの気持ちをもっとわかるためにケーキを作ってみようという話に。バトルステージはどうするのかと舞桜たちに聞かれても、間に合わせればいいとどこまでもマイペース。

　結局舞桜や栞も手伝わされて、ケーキをつくることに。かわいさとお菓子ですべてを乗り切る杏。フルーツやマカロンなどを大量に飾り付けて豪華なケーキが完成した。

　作ってみて何か気づいたことはあるのかと尋ねると、杏はデコレーションケーキはスイーツのトップアイドルでまるでキューピッドのようだという。

　人が見ていないところで手間暇をかけてすごく頑張っているところはまさにキューピッド。彼女は努力の天才だ。キラキラしているところだけを見ていると、本当の姿を見失ってしまうことに気づき、スイートホールケーキも本当はそうかもしれないと感じたようだ。

　ケーキ作りに時間を取られたために慌ててミラーインすることに。アイカツプラネットの世界に入ると、さっそくスイートホールケーキを探しにドレシアの森に向かうことに。アンはここでもハナたちについてきてもらいたいと自分の意見を押し切り、根負けしたシオリとハナはアンについていくことに。

　アンはスイートホールケーキの前に、ケーキの土台を持って対面する。この土台には優しさが詰まっているのだとアンは語る。今までケーキを見ると、華やかなデコレーションばかりに目が言っていたが、それを支える部分こそが大事なのだと、ケーキ作りを通して気づいたこと、ケーキができるまでにたくさんの人がかかわっていること。世界一のケーキにはそれだけの優しさが詰まっているのだと、だからこそ、スイートホールケーキにもそんなやさしさが詰まっていることを知ったと伝えると、スイートホールケーキはその解答に満足して、アンに力を貸してくれることに。

　念願のスイートホールケーキの力を借りられることになったアンシオリとのバトルステージにはこの衣装を用いて挑んだ。

　シオリとアンのバトルは今回の話の流れからもわかるようにアンの勝利。新しい衣装も大好評だった。

　シオリも負けてしまったが、今回の一連のアンの行動を近くでみていて、アイドルとして大切なことに気づかせてもらえたと語っていた。

　それぞれアイドルとして成長を見せていくし新曲もかわいいしドレスもかわいい。毎回かわいい子しかいないというのはこうも癒しを与えてくれるのかと思うと、次回も楽しみしかない。