『アイカツプラネット』演技はアイドルに必要か?第5話

アイカツプラネット! テレビ東京アニメ公式より

 ハナとして活動をしている舞桜だが、アイドルの活動は歌って踊るだけではない。今回は演技という新しい扉を開くエピソードだ。

 アイカツプラネットの中で「シンデレラ」のオーディションが行われるという。監督はハリウッドでも映画を撮っているという片桐ナタリーと聞いて、響子たちは絶対にオーディションを受けたいと沸き立つ。

 舞桜はその監督は知らなかったがみんながそれだけ沸き立つなんて楽しそう! と興味を持つ。だが、舞桜はまだエントリーはされていない。演技の経験がゼロではあるが、アイドルだって未体験でなんとかなった。

 しかし、ダンスと演技は全く違う。片桐ナタリーの映画に素人が出たいというのは、運動会しか出たことがないのにオリンピックでマラソンを走るようなものだといわれてしまう。

 それでも舞桜はオーディションを受けてみたいという気持ちを止められない。そのためにはオーディションを受けられるレベルに達しなければならない。早速響子やるり達と練習を始めてみる舞桜。だが喋れば棒読み、身体も全く動かない。

 口先だけでは演技にはならない、といわれてもではどうすれば演技になるかが全くわからない舞桜。お弁当を食べるときにもその食べ方について演技の注文が入ると全くうまくできない。

 るりや響子の演技を近くで見て、少しずつどういう風にすれば演技になるのかを吸収していく。

 表情や仕草、身体の動きや目線全てが芝居になるということがわかってきた舞桜は演技はバレエに似ていると気付き、人によって題材が同じでも表現の仕方が違うことを感じていった。帰り道に雨が降っているというシチュエーションを思い描き一人で演じてみたところを響子が見ており、その表現力を評価され舞桜もオーディションを受けれることに。

 早速事務所に集合しミラーインしてオーディションを受けに向かう。オーディション会場には別事務所のキューピッドとその後輩のアンもおりどうやら一緒にオーディションを受けるようだ。

 片桐ナタリー監督も登場し、さっそくオーディションスタート。皆同じシーンを演じるようだがまずはルリから。王子様役の男性とダンスを踊り、気が付くと12時になりその場から去る、というのが規定シーンだ。天真爛漫なルリらしく王子様をダンスで振り回す演技を見せた。アンは自分のかわいらしさを全面に押し出した演技。ビートはダンスがフラメンコ調で他とは違うかっこよさを持ったシンデレラを見せつけた。

 とうとうハナの番。ハナは登場からバレエのステップを取りいれ王子と共に楽しそうに踊りを踊った。王子と離れる時間がきてもそれでもやっぱり踊りたい、とダンスを続けるという規定から外れた展開を見せた。

 そしてラストはキューピッドの番。彼女は台詞を全く話さなかったが目線や空気でシンデレラになり切っていることが見ている誰もが感じるほどの熱演を見せた。まるでその場が本当の舞踏会の会場になっているようだ。

 圧巻の演技の結果、キューピッドがシンデレラの役をつかみ取った。早速記者会見が開かれ、キューピッドは感謝の気持ちを込めて歌を届ける、と不思議な展開で今週のステージシーンへ。今回は初めてのソロステージだ。

 ハナはシンデレラ役を掴むことは出来なかったが演技という新しい扉を開けられたことで意欲がわいていた。オーディション会場から返ろうとすると監督から、ハナの演技が一番ユニークだったからとっておきの役をオファーさせてほしいと直々に依頼を受ける。

 こうして、ハナとして初めての映画出演作シンデレラは完成した。ハナはネズミ役をもらい、このポスターを見た子供がファンになってくれた姿を目撃した。演技を始めて新しい自分と新しいファンに出会えることに感動した舞桜は、これからももっといろんな役をやりたいと意欲に燃えるのだった。

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