ル・マン24時間レースの楽屋裏でアヤしい動き!? 電動カート「Crazy Cart」レースがすごい!

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　レース残り3分でポルシェに逆転され、トヨタが初優勝を逃した今年のル・マン24時間レースだが、アストンマーティンのピットではなにやらアヤしい(!?)動きがあったようだ。

アストンマーティン「Crazy Cart」紹介動画「I3D」より。

■アストンマーティンが持ち込んだ“秘密車両”

　フランスのサルト・サーキットで6月18日から19日にかけて開催されたル・マン24時間レース決勝は、トヨタ勢には残念な結果に終わったが今年も盛り上がりを見せたようだ。その中でもピットに“秘密車両”を持ち込んでいたアストンマーティンのチームがレースには関係のないところで話題を呼んでいる。今年のレースにチームが導入した秘密車両とは、なんと電動カートの「Crazy Cart」だ。

　サーキットの路上では、V8ヴァンテージGTEの車体を駆っていたアストンマーティンのドライバーたちだったが、コクピットのほうではチームのカラーリングが施されたこのCrazy Cartが大活躍だったようだ。サーキットのバックヤードでしか走れないとはいえ、動画では正規のレーシングスーツとヘルメットに身を包んだドライバーたちが、ちょっと窮屈な体勢ながらもCrazy Cartに乗り込み、スピンやドリフト走行も交えながら軽快な走りを見せていて、思わず引き込まれるのではないだろうか。

　そんなCrazy Cartだが、車体は手作業で塗装され、シートには手縫いのレザーとアルカンターラ素材が使われているという高級志向のカスタマイズが施されている。ステアリングも短い特製のものに換装されているということだ。

「14年目のル・マンだけど、今までサーキットの裏で何かを運転したことはなかったよ」と語るのはドライバーのダレン・ターナーだ。動画撮影のために行なったCrazy Cartのレースは本物のル・マンと心構えの上では「何も変わらないよ」と話す。決勝では23位が最高位だったアストンマーティンの4チームだが、2015年は最高で27位だったことからじゅうぶん健闘したといえそうだ。本番レース前のCrazy Cartレースでドライバーたちの結束が高まったのかもしれない!?

 
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