一人で生きていくことを覚悟していた女性が人生に立ち向かう──ドラマ『人は見た目が100パーセント』第2話レビュー

1704_hitohamitamega02.jpgドラマ『人は見た目が100パーセント』公式サイトより。

 自分に自信がない女性というのは、実は魅力的だと思う。

 自分の美しさや武器をしっかりとわかっていて、自信たっぷりに生きている女性より、その魅力に気付かず、控えめに暮らしている女性の方が、実は男ウケがよかったりする。

『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)の主人公、城之内(桐谷美玲)は、自分に自信の持てない性格の持ち主だ。

「恋愛も結婚もしたくない」「ずっと一人で生きていくことを覚悟している」、そう思っている彼女は、私などからすると。かなり好感が持てる。

 八王子の研究所から転勤になった、城之内、前田(水川あさみ)、佐藤(ブルゾンちえみ)の3人。いよいよ丸の内での勤務が始まる。しかし、自分たちの研究を続けられるかと思いきや、頼まれるのは基礎計算ばかり。

 そんな時、城之内は、会社近くのレストランで開かれる、親戚の結婚式に出ることになる。そこには会社の統括マネージャーである松浦(室井滋)も出席するとのことで、オシャレな格好をしていかなければならないという命題を出される。

 難題を突きつけられ、服を選びに行ったレンタルドレスショップで、店員に言われた言葉-「オシャレは我慢」。正にそのとおりだと思う。季節を先取りして、寒い思いをしたり、荷物を少なくして不便な思いをしたりするのは、オシャレのための我慢なのだ。

 そんな言葉を言われた彼女たちの今回の研究テーマは「クラッチバッグ」。

 試してはみるものの、持っていきたいものを詰め込みきれなかったり、トイレで置き場所に困ったりと悪戦苦闘。「オシャレは我慢」という言葉の意味をあらためて思い知ることになる。

 これまで研究に没頭し、オシャレに気を使わずに来た3人は、ある意味「理系オタク」とも言える。そして、そもそもオタクというのは荷物が多いものなのだ。

 背中に背負ったリュックサックにパンパンに荷物を詰めて歩くのは、コミケや秋葉原ではおなじみの光景だし、池袋の乙女ロードではキャリーバッグに荷物を詰め込んで歩く女性が多く見られる。3人が、大きなバッグを持っている人を羨ましげに見つめるシーンには、私も共感した。

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