『男子高校生とふれあう方法』“ギャグマンガ”ですよね!? 「男子高校生、逃げて!」と叫びたい!!

「男子高校生、逃げて!!!!!」

 衝撃的すぎる帯が目印の『男子高校生とふれあう方法』(双葉社)。タイトルだけを見ると、犯罪を促進しているかのようにも見える一冊です。先に言っておきますが、この本は“そういう本”ではありません。

「男子高校生」と聞いて胸ときめかす人は、それなりにいるのではないでしょうか(多分)。現に、筆者もその口です。子どもでもない、大人でもない彼ら。長い人生で見ると、一瞬しか訪れない刹那的な美しさ……! まあ、とにかく何が言いたいのかと言うと、男子高校生には果てしない(いろんな)可能性が秘められているワケです。ハイ。

 筆者のように、男子高校生に何かしらの萌えを抱く人はぜひとも一読してほしい『男子高校生とふれあう方法』なのですが、「男子高校生とふれあう方法wwwデュフフwww」なんて生半可で気持ちでページを開くと、おうふくビンタを食らったような衝撃を受け続けます。

 作者である「地球のお魚ぽんちゃん」氏も、プロフィールにあるとおり「男子高校生が好き」。しかし、そんじょそこらの男子高校生好きとは桁違い。もはや変態です(ほめ言葉)。

 本書には、作者の分身(?)とも言えるDKO(男子高校生女)という男子高校生好きが登場します。このDKO、男子高校生とふれあうためならば、サッカーボールにだって扮するし、時には怪我した高校生を乗せる担架に、ある時にも「チャリッ」と男子高校生の自転車に扮する。しっかし、なぜか違和感が仕事しない……! 彼女は元アサシンか何かなのでしょうか。なお、本書にあるプロフィールによれば、「趣味:擬態 特技:変態」だそう。

『男子高校生とふれあう方法』ギャグマンガですよね!? 「男子高校生、逃げて!」と叫びたい!!の画像2ぎゃああああああ!

 個人的に一番戦慄したのは、男子高校生が食べるラーメンの“出汁”になるDKO……。ああ、そういうふれあい方もあるのね……。男子高校生に摂取されるって究極じゃないすか……!

 DKOはマンガ上の存在ですが、彼女が繰り出す“男子高校生とふれあう方法”は最高にヤバ&すぎ。しかし、これにドン引きするのはナンセンス。だって、『男子高校生とふれあう方法』はあくまで“ギャグマンガ”ですから。

 ギャグであることは、作者もTwitter(@bakanoakachan)で言及していますが、作者のTwitterを見ると、日常的に男子高校生へ対する情熱が垣間見えます。「男子高校生が男子高校生とふれあう方法を買うところをどうしてと見たいので、今日から下校時間を狙って本屋さんに行こう」(1月10日のツイートより)――。

……本当にギャグマンガなんですよね!? 
(文・月島カゴメ)

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