美川憲一が仮面女子に紅白出場への辛口アドバイス！ 「ネットではなく、生のステージを観ていただくように」

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推しメンを聞かれ、最年長の森カノンと歳が「そこそこいっている」リーダーの桜のどかを選んだ美川憲一。「今、頑張らないとね」とエール。

　その後のMCでは、NHK『紅白歌合戦』を目指していると話す仮面女子。美川憲一が「紅白は段階があるのよ。目指すことは自由です。私も26回出させてもらって、『さそり座の女』は7回歌わせてもらって……」と話すも、すかさず「じゃぁ、ぜひ次歌わせてもらうときは、『feat.仮面女子』で！」と立花あんながアピールする。が、「それはファンの男子にもっと応援してもらって、歌もヒットさせないとダメだから」とひらりと交わす美川憲一。さすが、大御所。

　そんな美川憲一に東大学士アイドルの桜雪が「紅白には段階があるとおっしゃいましたが、仮面女子に対して、紅白はどの辺なのでしょうか？」と質問。すると美川憲一は「もうちょっと歌もヒットさせて。そんなに簡単にはいかないわよ」と一喝。リーダーの桜のどかが「もう1曲くらいオリコン1位を獲る勢いで頑張ります」と答えると、「獲れるわよ。波に乗ったら早いんだから。仮面女子は波に乗りかけているわよ。これはチャンスよ」とエールを送った。

終演後には、ふれあいタイムとして、美川憲一も参加してのハイタッチ会が行われた。

　終演後の記者会見では、美川憲一の仮面女子への思いが聞けた。今回、アイドルグループに加わったことに抵抗がなかったのか質問された美川憲一は、「私ね、わりと抵抗がないのよ。精神が若いんだと思う。違和感がないのよね。だから、場違いのところに来ちゃったというのが湧かないのよ。前に、ライブも観ましたが、私たちのコンサートとは違って、お客さんと一体になって、声援の仕方の独特じゃないですか。そういうのが私としては新鮮でした」と振り返る。また、仮面女子のメンバーについては「仮面をずっと被りっぱなしで、顔が見えないんじゃ寂しいわねと思って、仮面を空けてみたら“そこそこ”じゃない」とご意見番らしい辛口で答えるも、「でも、親近感が湧く女子なのよね。応援したくなる、手の届く女子なの。高嶺の花だと絶対無理だなってなるけど、そういう意味ではちょうどいい感じじゃない、バランスが。“ちょうど”の感じが応援したくなったんですよ」と温かいコメントを加えた。

　そんな美川憲一に、仮面女子の昔と今の印象を聞いてみた。「以前、ライブを観たときは、メンバーが少なかったんですよ。でも、今回は人数が多かったので、華やかでしたね。それに、チームとして大きくなったかなと思います」と美川憲一。それは、美川憲一が話す“紅白までの段階”として、「元気種☆」のオリコンランキング1位獲得や、さいたまスーパーアリーナでのワンマンライブの成功を経た成長が、彼女たちをそう魅せているのだという。そんな彼女たちがNHK『紅白歌合戦』に出るために、あとひとつ足りないものを挙げるとしたら何かを、最後に聞いた。と、そこには大御所だからこその指摘が！

「やっぱり、全国でのコンサートです。秋葉原の『P.A.R.M.S』が今の拠点になっていますけど、ここはこことして、紅白はここから出て行く訳ですから。『P.A.R.M.S』も基本は大事にして、もうちょっとそれを全国に発信できるように。ネットではなく、生のステージでみなさんに観ていただくようにして、それがどんどん盛り上がればいいんじゃないかと思います」と美川憲一。なるほど。仮面女子といえば、毎日YouTubeにドキュメンタリー動画『純血』を配信しているなど、ネットを使った戦略がうまいアイドルだ。しかし、大ベテランは、そこにある足りないものを見抜いていた訳だ。

“紅白出場”という新たな目標に向かって走り始めた仮面女子。「ミカワ仮面」を皮切りに、今後どんな戦略をもって目標を実現するのか。今年の活動も要注目だ。
（取材・文／桜井飛鳥）

☆「さそり座の女feat仮面女子」のライブ動画は、YouTubeやLINE LIVEの仮面女子公式チャンネルで配信中。LINE LIVEでは、「視聴回数×1円」を熊本地震に寄付するという。

■LINE LIVE　仮面女子公式チャンネル
https://live.line.me/r/channels/421
■美川憲一×仮面女子=ミカワ仮面『さそり座の女feat仮面女子』LIVE ver.
https://www.youtube.com/watch?v=cLqbvkriSFA
■仮面女子公式サイト
http://www.alice-project.biz/kamenjoshi

 
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