中世ファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のピンボールが登場！

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■最新のピンボール制御システムで以前よりも製作」が容易に

「CES 2016」では、この『ゲーム・オブ・スローンズ』のピンボール以外にも、スパイダーマンの「Spider-Man Vault Edition」、ロックバントの「KISS」、古き良きアメリカのメロン畑を題材にした「Whoa Nellie!」と計4台の新型ピンボールが展示された。

　レトロなアメコミ版のスパイダーマンが描かれた「Spider-Man Vault Edition」はクラシックなデザインで、一見過去の復刻版のような印象も受けるのだが、ピンボールデザイナーのスティーブ・リッチー氏によって一からすべて新規にデザインされた筐体であるということだ。

　伝説的ヘビメタロックバンド「KISS」をフィーチャーした筐体のピンボールは、10曲ものKISSの曲が適時ステレオサウンドで流れるということで、往年のファンにはプレイを通じて充実したひと時を過ごせること必至だろう。牧歌的な時代のアメリカを彷彿とさせる「Whoa Nellie!」は、その絵柄が表すようにどんなレベルのプレイヤーにも気軽に楽しめ、ピンボールが初めてという若い世代の入門マシンにも適しているということだ。

　この4台のピンポールは新開発されたピンボール制御システム「SPIKETM」の技術を導入して作られており、この技術によって従来のピンボールの複雑な内部構造を大幅に簡素化することができるために現場での取り扱いが容易になり、しかも信頼性や省エネ効果もアップしている。したがって実は現在、クラシックゲームであるピンボールが製作しやすい環境になっているのだ。これらのピンボールはまさにレトロな外観をまとった最新鋭アミューズメント機器なのである。

　ビデオゲームの隆盛で、いったんは完全に消滅したと言われているピンボール産業だが、こうして最新技術が導入されることにより復活の兆しが見えてきたことは興味深い。運良く出会えるチャンスがあった際には、ピンボールの魅力に触れてみるのもよさそうだ。
（文／仲田しんじ）

【参考】
・「Stern Pinball」公式サイト
http://www.sternpinball.com/

・Graphic Policy
http://graphicpolicy.com/2016/01/07/spider-man-vault-edition-pinball-debuts-at-ces/

 
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