「『妖怪ウォッチ』はバラエティー番組!」レベルファイブ・日野晃博、第40回福岡市文化賞の贈呈式で記念講演

fukbun3.jpg

『妖怪ウォッチ』は昨年末から年始にかけて、天神地区でのスタンプラリーや西鉄天神大牟田線にラッピングを施した列車の運行なども行った。「ゲームに大濠公園をモデルにしたとことか福岡の色んな名所に似ている場所が出てくるようにしていて、色んな福岡の良いところ、面白いところを取り入れています。福岡の人なら特に楽しめるんじゃないかなと思います。このように福岡のキャンペーンやゲームの工夫をはじめ、『妖怪ウォッチ』では、家族みんなで楽しめて、かつ結果的に先ほどのような市場規模になっていく仕掛けを行っています」

■『妖怪ウォッチ』はバラエティー番組 気になる次作『スナックワールド』とは?
 レベルファイブがパブリッシャーとなったのは『レイトン教授』シリーズからであるが、同社の個性ともなったクロスメディア戦略は『イナズマイレブン』シリーズから始まっている。「1つの作品をゲーム単独で売るのではなく、同時にゲーム・マンガ・アニメ・映画などと展開するということです。これによって子どもたちがどこに行っても見ることができるという状況になります。で、流行ってる感も出ますし、違う遊びをやっていてもみんなと作品の世界を共有できることがコンテンツを流行らせるポイントとなっているんですけども、そのノウハウがかなり溜まってきました」

 日野社長はクロスメディア戦略の総監督的な役割として、各メディアのクリエイティブの方向性を監修する立場。「『妖怪ウォッチ』のゲームの担当ということではなく、コンテンツ全体の統括を、福岡を拠点に、スタッフみんなでやっているという状況です」と、ここでも“思われがち”な件に対して念を押した。

 放送中のアニメに関してはパロディーであることが話題になりやすいものの、毎週欠かさず見ていれば、妖怪たちが“出演”しているという側面が見えてくる。「番組のスタッフ選定から構造に至るまで、かなり自分たちでディレクションして作っております。どんなところが他と違う特徴なのかですけど、子ども向けのよくあるストーリーものではなくて『妖怪ウォッチ』という名のバラエティー番組なんですね。色んなコーナーがあって、ただ物語を見るというものではないんです。そこが人気の秘密となっています」

妖怪ウォッチ DX妖怪ウォッチU プロトタイプ

妖怪ウォッチ DX妖怪ウォッチU プロトタイプ

今年の劇場版も大ヒットとなるんでしょうか

「『妖怪ウォッチ』はバラエティー番組!」レベルファイブ・日野晃博、第40回福岡市文化賞の贈呈式で記念講演のページです。おたぽるは、アニメ話題・騒動コンシューマーゲームゲームの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!