「アニメ界の大仁田厚」!? 引退表明した宮崎駿監督がCG短編制作&『風立ちぬ』原作マンガ刊行へ

1507_kazetatinu.jpg風立ちぬ公式サイトより。

 引退表明により世界中を悲しませた宮崎駿監督。今月10日、「宮崎駿監督がCGでの短編を制作中である」と、スタジオジブリの鈴木敏夫氏が明らかにした。しかし、「まるでアニメ界の大仁田厚だな」と、“引退宣言→復活”を遂げた著名人を上げ訝しんでいる。

 現在制作中の短編作品は、『もののけ姫』制作前に長編として企画していた『毛虫のボロ』で、東京・三鷹の森ジブリ美術館のみで上映する短編シリーズの1作となる予定。なお、鈴木氏の話では「10分くらいの短編だが、完成までに3年はかかる」とのことで、ファンから「暇なのかな」「老後の趣味?」「引退は?」などの声が上がってしまった。ただ、宮崎氏は“長編アニメからの引退”を表明しているだけなので、今回の短編アニメからは引退していないのもしれない。

 短編制作中との情報が明かされた翌11日には、宮崎氏“最後”の長編アニメ『風立ちぬ』の原作マンガが単行本として発売されると発表された。ファンからは「読まねば!」「ようやく出るのか!」「技術史として素晴らしい作品なだけに嬉しい」と、喜びの声が上がった。

 2009年~2010年に総合模型雑誌「モデルグラフィックス」(大日本絵画)で連載されていた『風立ちぬ』の原作マンガ。映画とは違い、原作では航空技術者・堀越二郎がブタ顔となっている。理由は「モデルグラフィックス」で連載されていた「宮崎駿の雑想ノート」シリーズの流れを組んでいるから(ちなみに、同シリーズ「飛行艇時代」は、“飛ばねえ豚はただの豚だ”でお馴染み、映画『紅の豚』の元にもなっている)。

 しかしファンの間では、『風立ちぬ』原作マンガの単行本化は絶望視されていた。というのも、スタジオジブリを題材にしたドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』内で、宮崎氏は「絶対に『風立ちぬ』は本にしない」と宣言していたからだ。しかし、いい意味で裏切り、意外とあっさりと単行本化が発表された。

 もしかしたら“長編引退”も、“『風立ちぬ』原作マンガ”と同様、あっさりと覆るかもしれない。むしろ、お茶目な宮崎氏のリップサービスであることに期待しよう。

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