スタジオジブリはどうなる!? “鈴木敏夫の後継者”西村義明プロデューサーが新会社を設立していた!

1506_nisimurap.jpg西村義明氏が手がけるキャンペーンJR西日本 SUMMER TRAIN!サイトより。

 今年3月、スタジオジブリ(以下、ジブリ)の米林宏昌監督が、14年末に同社を辞めていたことが発覚し、話題となった。そんな中、同社の西村義明氏が、ジブリとは別に新会社を設立していたことが、本サイトの取材を通じて明らかとなった。

 2013年に公開された映画『かぐや姫の物語』にて、プロデューサーを担当した西村氏。続く2014年の映画『思い出のマーニー』でもプロデューサーを務め、ジブリの名物プロデューサー・鈴木敏夫氏の後を継ぐと、注目を集めていた人物だ。

 今回、西村氏が代表取締役として立ち上げた新会社は「株式会社スタジオポノック」。4月15日に登記され、公式サイトも存在。すでに「JR西日本 SUMMER TRAIN!」キャンペーンを手がけている。

1506_studioponoc.jpgスタジオポノック公式サイトより。

 さかのぼって今年3月、西村氏はアニメイベント「AnimeJapan 2015」のセミナーへの登壇にあたり、ほかの登壇者が揃って自身の肩書きに所属社名を入れていたにもかかわらず、事前情報での同氏の肩書きは「アニメーション映画プロデューサー」。“ジブリ解散”が取り沙汰された時期だっただけに、すわジブリ退社か? と、筆者は取材を敢行した。しかし、セミナーを担当する日本動画協会の関係者に水を向けても答えを濁され、3月17日にジブリの広報へ問い合わせると「西村氏は現在もジブリに所属している」という回答。そして、3月21日に行われたセミナーでは、西村氏の肩書きは「スタジオジブリ プロデューサー」と変更される一幕があった。

 こうした前例もあり、“ジブリからの独立”にも見える西村氏による新会社設立だが、改めてジブリに同氏の去就を問い合わせると、同社の広報いわく、まだ西村氏はジブリにも籍があるとのことだった。「作品によってはプロデューサー業務を担当するが、先々のことはわからない」(ジブリ広報)という返答を得た。

 2013年9月に宮崎駿氏が長編映画監督からの引退を宣言して以降、米林氏の退社などもあり、“ジブリ解散”の噂は根強い。こうした中で、今回の西村氏の新会社設立が何を意味するのか――? 今後の動向に注目だ。
(取材・文/昼間 たかし)

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