麻美ゆま、ここからがリスタート!本格歌手デビューで「もう一度チャンスをつかみたい」

麻美ゆま、ここからがリスタート!本格歌手デビューで「もう一度チャンスをつかみたい」の画像1待望のセカンドシングルをリリースした麻美ゆまちゃん。

『おねがい!マスカット』(テレビ東京)から誕生したアイドルグループ・恵比寿マスカッツ(2013年4月に活動終了)の2代目リーダーで、タレントの麻美ゆまが今月20日、待望のセカンドシングル「Re Start ~明日へ~」をリリースした。

 2014年に、約1年半の壮絶な闘病生活を綴った自叙伝『Re Start ~どんな時も自分を信じて~』(講談社)を出版。本曲では歌だけでなく作詞作曲にも挑戦して、その自叙伝の「約一年後の自分」を歌う。

 発売当日の5月20日に秋葉原で行われた発売イベントでは、思い溢れるように大粒の涙も零した麻美。歌に込めた想いや今後の芸能活動について、改めて心境を聞いてみた。

――2008年に出された「Resolution」以来のソロシングルリリースとなりますが、タイトルが「Re Start~明日へ~」。多くのメディアが再デビュー、もしくは本格的歌手デビューという捉え方でリリースを大きく報じています。

麻美ゆま(以下、麻美):そうですね。前回の一作目はセクシー女優として活動していた頃のもので、ほかにもたくさんのセクシー女優さんたちがいる中で、企画ものとしてそれぞれリリースしたうちの一枚という感じだったんです。その時ももちろん嬉しかったんですけど、今回はその時とはわけが違うといいますか、自分で作詞作曲まで携わらせてもらった曲。本格的に再スタートを切ったという実感が自分でもありますね!

――歌手活動には以前から憧れがあったんですか?

麻美:憧れていましたね(笑)。小学校とか幼少期のころから歌うことが大好きで、「ああ、わたし歌手になるんだろうな」ぐらいに思っていましたよ。でもそれは夢であって、それを口に出すことはなかなかなかったんです。思春期に近づけば近づくほど、そういうことを口に出すことも恥ずかしくなってしまって。「何言っているの?」って言われるも怖くて。でも、本心はもちろん別のところにあって、中学校時代とか、こそっとオーディションを受けに行ったりとかしていました(笑)。小学校の時はミュージカルに出たこともあります。歌うことにすごく憧れを持っていたんです。

――小さい頃の夢が改めて実現したという感じですね。

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麻美:そうですね。その後、恵比寿マスカッツで活動させてもらったりしたんですけど、病気の治療が終わったあと、「自分は何がやりたい?」って思った時に、やっぱり音楽というものをやりたいなって。もう一度そういうチャンスをつかみたいなって。

――小さい頃に憧れていた歌手とかはいたんですか?

麻美:小さい頃は『ASAYAN』(テレビ東京)を見て、モーニング娘。とかに憧れていました。アクターズスクールも流行っていた時代でしたね。でも、一番インパクトが大きかったのは宇多田ヒカルさんでしたね。わたしが小学校の時に、自分で作詞作曲をなさっていて、「なんだこの人は、素晴らしすぎる!」って(笑)。ジャンル問わずで、歌う人に対しては常に憧れを持っていましたよ。

――音楽に関して、これまでにも歌を習っていたとか、下地のようなものはあったんですか?

麻美:ないんです。今まではただの憧れで、本格的に歌手を目指していたわけではなかったので。でも、「やりたい!」って心の底から思うようになってからは、自然にレッスンに行くようになりました。ギターのレッスンも去年から受け出したんです。ボイストレーニグとかもまったくしたことがなかったんですけど、2013年に語学留学したときに初めてレッスンを受けました。

――今回、作詞作曲まで手がけられていますが、作詞の経験などは?

麻美:ないです。わたし、本当に文才がないって思っていたので(笑)。でも去年自叙伝を出してみて、自分の言葉でもっと素直に自分の気持ちを伝えられたらいいなって思うようになったんです。きちんと作品にしてみたいって。

――いきなり詞を書いたりするのって、たいへんだったんじゃないですか?

麻美:文章に関しては、病気になってから日記みたいなものはちらほら書いていたんですけど、詞は初めてで、最初は書くのがすごく恥ずかしかったです(笑)。途中からはその恥ずかしさもなくなったんですが、書くことについては、「これは新しい世界だ!」ってすごく楽しくなりましたよ。

――歌詞を読むと、今の自分の気持ちを真摯に歌っていらっしゃるという印象です。

麻美:「Re Start」(再出発)というテーマをここ最近、ずっと自分の中のテーマとして掲げていたので、それを本だけじゃなく、歌で、CDにしたいという気持ちがあったんです。自分が経験したからこそ出てくるものというのを素直に表現したくて。歌詞自体、何度も書き直して転がしたりして、一生懸命自分の気持ちを表現しました。レコード会社の担当の人も「こんなに詞を書き直したのは初めてだ」って(笑)。自著伝を書いたときはすごくネガティブだったんですけど、歌ではあんまり暗すぎても……という気持ちがあって、わりと、今の自分の気持ちをベースに書きました。

――普段から結構ネガティブに考えてしまうような一面があるんですか?

麻美:わたしって「すごくポジティブだね」って言われてしまうんですけど、それは自分の中のネガティブなところを見せていないだけ。でも、病気をしたことをきっかけに、そういう内に秘めた部分も正直に話せるようになりました。歌の中でもそういう部分をもっと表現できたらいいなって思います。

――詞の中に「まだ見ぬ景色 待っているから」とありますが、麻美さん自身は将来の自分に対してどんなビジョンを持っているのですか?

麻美:それこそ1、2年前の自分は、こうしてCDを出しているような状況をまったく思い浮かべられなかったんです。でも、だからこそ、これからは自分が想像もしなかった景色をもっと見ていきたいという気持ちがあります。麻美ゆまそのものは今もこれからも変わらないですよ。AV作品には出演できなくなりましたけど、歌はもちろん、芝居の仕事があればやってみたいし、歌手活動だけでなく、いろんなジャンルのお仕事にこれからも挑戦できればと思っています。どんな形であれ、人を元気づけられるような、人を笑顔にさせられるような人になりたいと思っているんです。

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――この曲をどんな人に聴いてもらいたいですか?

麻美:この歌のサビの「Everything’s gonna be alright」という言葉は、ずっと前からはまっていた言葉。おまじないみたいな感じでずっと自分に言い聞かせていた言葉なんですけど、何か新しいことを始めようと思っている人にぜひ聴いていただきたいです。

――今回のリリースにあたっては、いろんな人の協力があったと思うんですが。

麻美:家族にはすごく協力してもらいました。姉とかには詞の相談をしてみたりとか。励みになりましたよ、やっぱり。わたしのことを一番身近で見ていてくれて、一番よく知っていてくれるのが家族。何かを尋ねると、すごくストレートな意見をくれたりとか。

――“アイドルグループ”だった恵比寿マスカッツと、“歌手”としての自分を比べて、心境の面で大きな変化はありました?

麻美:今回の歌はマスカッツのときとは全然、やり方も役割も違っています。自分から出た歌詞を歌うので、どうやったら伝わるんだろうみたいな、新しい悩みもできました。マスカッツのときは、みんなの中でいかに自分のキャラを見せられるか、いかに面白くできるかだったんですけど、今は自分の中の心の流れとか心情を歌うわけで、アプローチの仕方もずいぶんと変わりました。

――今後の目標を教えてください。

麻美:ワンマンライブをしたいなとか、バンドを組みたいなとか、地元の高崎でライブをやってみたいなとか、夢はたくさん。今、10年目ですけど、ここからがデビューという感じでやっていきたいなって思っています。今回、ミュージックビデオの撮影をロンドンでしたんですけど、また異国の地でやってみたいという気持ちもあります。みなさん、未熟者ですが、こんな麻美ゆまをどうかよろしくお願いします!
(インタビュー・写真/名鹿祥史)

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■「麻美ゆま『Re Start~明日へ~』リリース月間キャンペーン!《Mayいっぱいやっちゃうよ~☆》」
5/30(土) ミュージックプラザインドウ(福岡県) 14:00~/16:00~
5/31(日) ミント神戸2Fデッキ 14:00~/16:00~

Re Start ~明日へ~ (通常盤)

Re Start ~明日へ~ (通常盤)

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