フランスでアニメ化熱望!? 青春の“切なさ”と“残酷さ”を描く『聲の形』が海外でも話題

 コミックナタリーが主催する「コミックナタリー大賞」。この賞の2014年度のランクイン作品が発表された。コミックナタリー大賞の特徴は、選者が現役のマンガ編集者という点。2013年7月1日から2014年6月30日の間に発売されたマンガ単行本から選出され、もちろん投票者が担当したものには投票できないようになっている。

 では、マンガを日頃読み、仕事としている編集者たちはどのような作品を選んだお伝えしよう!

第1位『聲の形』大今良時
第2位『魔法使いの嫁』ヤマザキコレ
第3位『かくかくしかじか』東村アキコ
同じく第3位に『私がモテてどうすんだ』ぢゅん子

……という結果。ジャンルも内容も様々だが、一度は耳にしたことがあるタイトルばかりではないだろうか。特に、生まれつき耳にハンディキャップを持った少女・西宮硝子と、小学生のときに西宮をいじめていた元悪ガキ・石田将也が高校生になってから再会し、心を通わせていく様子と若さゆえの残酷さを描いた『聲の形』は、ハンディキャップを持つということはどういうことを考えさせられ、マンガという枠を飛び越えた話題作となっている。

 発表になったのは9月19日だったにも関わらず、フランスではすでに記事になっていた。このランキング結果に対するフランス人の反応はというと……!?(以下adula newsより引用)

「聲の形めちゃおもしろそう!」
「聲の形すっごいいい作品だよね!」
「一部しか知らんな」
「聲の形は秀逸」
「ぢゅん子っていう人のはどうだろうか…。読んでみないと何とも言えないな」
「聲の形はめっちゃいいからフランスでもはやく売ってくれないものだろうか」
「聲の形そんなにいいかな…アニメで見てみたいな」
「魔法使いの嫁と聲の形はめちゃいいよね」

 『聲の形』大人気!しかも、この記事を見る限りフランスではまだ売っていないようなのにも関わらず、だ。万国で受け入れられるのかはわからないが、とりあえずこのランキングに不満があるフランス人は少なそうだ。公式サイトではベスト100まで発表されている。ぜひ見て、みなさんの今後のマンガライフに活用していただきたい。
(文=柏葉美月)

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