■ドラクエの魅力──それはセリフの妙!
──ストーリーはどうでした? 今のRPGに比べるとかなりシンプルだったと思いますが。
そうですね。最近のRPGってムービーが入ったり、恋愛要素があったり、人間ドラマが多いんですが、『ドラクエI』はプレイヤーは勇者としてお姫様を助けに行くっていうしっかり「冒険する」っていうストーリーだったので、「元祖のRPGなんだな」って思いました。
感動したのが、「へんじがないただのしかばねのようだ」っていうメッセージです。ネットゲームとかで、このフレーズを使う人がよくいるんですが『ドラクエ』が元ネタって知らなくて、初めて見た時に「これってドラクエのネタだったんだ!」ってびっくりしました!
セリフも細かく変わっていきますよね。最後のボスを倒した後、世界を一通り全部回って街の人の話を聞いたりしたんですが、その中でお姫様を助けられなくて倒れていた人が、クリア直前になると「へんじがない。ただのしかばねのようだ」っていう言葉で表示されたりして、ちょっと切なくなりました。
──時間の経過を文章だけで表現してるんですよね。
他にも、ローラ姫を助けた時に抱っこしながら人と話すと、またちょっと会話が変わるんですよね。
──ちなみにローラ姫を助けた時に一緒に宿屋に泊ると、翌日に宿屋の店主から「きのうはおたのしみでしたね」って言われるんですよ。
えっ? そんな大人なセリフもあるんですか(照)? 細かいですね!
──反応が新鮮だ(笑)。やっぱり『ドラクエ』は時代に関係なくプレイヤーの心を動かすタイトルだと再認識しました!
ゲーマータレント・荒木奈々が『ドラゴンクエスト』を初プレイ! RPG不朽の名作は現代にどう受け入れられるのか!?のページです。おたぽるは、人気連載、ギャラリー、ゲーム、連載、ドラゴンクエスト、レトロゲームで初体験、荒木奈々、スクウェア・エニックス、ネトゲの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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