現実とファンタジーが交錯するプロレスマンガ『ファイヤーレオン』の魅力をファンが解説!

 

 今号で第3話を迎える本作で、今のところ個人的に一番アツいのが真壁刀義だ。真壁は作中のプロレスラーの中で唯一ファイヤーレオンの正体を知っているようで、その手掛かりとして“13年前のプエルトリコ”というキーワードが出て来る。ご存じの方も多いと思うが、真壁は実際に2001年8月から海外への武者修行に出ていて、その間カナダ、イギリス、プエルトリコ、ロサンゼルスをサーキットしている。ほら! 本当にプエルトリコに行ってるのよ! この現実とファンタジーがリンクするストーリーも、往年のプロレスファンを惹きつけるには大事な要素だ。

 それに、真壁はもともとエリートではなく、長い下積みを経て、ヒールとしてようやく花開いた苦労人。見た目がゴリゴリのヒールなのに、ジャーマンスープレックスのアーチの美しいこと! これは長年かけて体に基礎をしっかり叩きこんだ賜物だと思う。『ファイヤーレオン』の中でも、いつかは真壁のジャーマンスープレックスを描いてくれるだろうと期待をしている。

 そんな真壁の活躍もしっかり描きつつ、ファイヤーレオンの正体や誕生秘話にも迫る本作。プロレスを知らない中高生はもちろん、その年代にプロレスの洗礼を受けたであろうお父さん世代にも読んでもらいたい。もし、年頃の息子が「月刊ブシロード」を読んでいたら、今すぐ借りて『ファイヤーレオン』を読んでください!

 今月号「月刊ブシロード」1月号に掲載される第3話ではついに“滾(たぎ)る”あのレスラーも登場し、ますますアツい展開に。また、月刊ブシロード編集長曰く「第4話は、3話の3倍面白くなっている」とのこと! 次の展開が待ちきれないっす。
(文/高橋ダイスケ)

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月刊ブシロード2014年1月号
発行:株式会社ブシロード
発売:株式会社KADOKAWA
価格:600円

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