米倉涼子主演ドラマ『ドクターX〜』待望の続編決定も……テレ朝、視聴者は複雑な胸中

1601_yonekura.jpg『ドクターX〜外科医・大門美知子〜』公式サイトより。

 ついに、あの待望の大門美知子が帰ってくる──。

 テレビ朝日が1月15日、『ドクターX〜外科医・大門美知子〜』(米倉涼子主演)のスペシャル版放送が決まったことを明らかにしたのだ。出演者も、岸部一徳、西田敏行、遠藤憲一、内田有紀、勝村政信、鈴木浩介らのおなじみのメンバーがそろう。

『ドクターX〜』は2012年10月期に第1シリーズがオンエアされ、平均19.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をゲット。その後の第2シリーズ(13年10月期)は平均23.0%、第3シリーズ(14年10月期)は平均22.9%と高い視聴率を記録。第3シリーズの最終回(第11話)では、全シリーズで自己最高の27.4%をマークするなど、同局の“鉄板ドラマ”『相棒』シリーズ(水谷豊主演)を凌駕するほどのヒット作となった。

 しかし、「役のイメージがつきすぎる」「高視聴率を期待されることがプレッシャーになる」などの理由で、米倉自身が幕引きを決断。第3シリーズの最終回は「続編なし」と思わせるような構成となった。

 第3シリーズを終えた直後の14年12月26日、米倉は2歳年下の一般人男性と入籍。妊活に向け、米倉は15年のスケジュールを白紙とし、『ドクターX〜』の続編放送は絶望的とみられていた。

 ところが、結婚生活はあっさり破綻し、即別居。現在は離婚協議中とされる。離婚問題によるイメージダウンを払拭させるべく、米倉は15年12月5日に放送されたドラマスペシャル『家政婦が見た!』(テレビ朝日系)で1年ぶりのドラマ出演を果たした。だが、その視聴率は12.6%といまひとつ振るわず。同ドラマシリーズの前作(14年3月2日)の17.4%より、大きく数字を落としてしまった。

「これが米倉の闘志に火をつけたようです。自身の健在ぶりをアピールするためには、自ら封印したはずの『ドクターX〜』を復活させるしかないと判断したみたいです。放送時期は明らかになっていませんが、早ければ1月中にもクランクインする予定で、春から初夏にはオンエアされるもようです。今回はスペシャル版となりますが、テレ朝としては、もちろん連続ドラマでの“真の復活”を狙っています。交渉がうまくいけば、今年10月期あたりに放送できればいいのではないでしょうか」(テレビ関係者)

 続編が決まったことで、テレ朝も、待っていた視聴者も、歓喜の声を上げたに違いないが、なんせ今回はスペシャル版。連ドラではないため。その胸中は複雑なはず。

 テレ朝にとって、『ドクターX〜』を放送していた「木9」は看板ドラマ枠。にもかかわらず、15年のドラマはイマイチだった。1月期『DOCTORS3 最強の名医』(沢村一樹主演)は平均14.4%を取ったが、前シリーズ(13年7月期)の平均18.3%から大きくダウン。

 4月期はテレ朝の連ドラ初主演となった木村拓哉と上戸彩との“最強タッグ”となった『アイムホーム』をオンエアしたが、平均14.8%と期待ほど伸びなかった。7月期にはオスカー・プロモーションのゴリ押しで、武井咲主演『エイジハラスメント』を放送したが、平均8.9%と惨敗。10月期には、これまたテレ朝の連ドラ初主演となった向井理を起用した『遺産争族』をオンエアしたが、平均10.8%で2ケタに乗せるのが精いっぱいだった。

 こういう状態であるだけに、テレ朝としては、なんとしても『ドクターX』を連ドラで復活させなければならないのだろう。今回オンエアのスペシャル版を打ち上げ花火として、米倉を口説き落として、今年後半には実現にこぎ着けたいところ。
(文=森田英雄)

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