『ヒプノシスマイク』の舞台チケットがまるで「応募者全員サービス」!?  高いチケット代と厳重な本人確認で転売抑止か

「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.1-」公式サイトより

 9月20日に舞台化が発表され、炎上騒ぎとなった『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』。公演チケットの当落発表を受け、ファンに再び衝撃が走っている。

「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.1-」(以下、ヒプステ)として今年11月、舞台化第1弾が品川プリンスホテル・ステラボールにて上演が決定したものの、「男性声優12人によるキャラクターラッププロジェクト」としてスタートしたにもかかわらず舞台に声優が出演しないことや、舞台化にあたり公式側が「音楽原作キャラクターラッププロジェクト」と変更したことで、公式Twitterにはファンから批判の声が殺到。炎上騒ぎとなっていた(参照記事)。

 そんな中、同26日から公式メールマガジン購読者を対象としたチケット最速先行販売(抽選方式)がスタート。10月4日15時に抽選結果が発表となったが、ファンの予想に反する“当選祭り”となっているという。

「舞台化には反対意見もありましたが、『ヒプマイ』は近頃のオタク女子の間で一二を争う人気コンテンツ。それに、出演する俳優さんのファンもいますから、ある程度落選の覚悟はしていました。チケットは各公演1回2枚までと制限があったものの、複数公演申し込みができたため、『どこか当たるといいな……』と、少し多めに申し込んだところ、まさかの全当選で驚きました。SNS上でも、同じように『希望日が全当選した』という人がたくさんいて、特にクレジットカード決済を選択した人が多いように感じられます。中には、カード会社から不正利用を疑われたという人もいるようです。

『刀剣乱舞』や『A3!』といった人気作はチケットが取りずらいと言われていますが、コンテンツ人気の割に『ヒプステ』は近年稀にみる倍率の低さかもしれません。ネット上では漫画雑誌なんかでよくある『応募者全員大サービス』と皮肉る声も上がっています」(2.5次元舞台に詳しい女性ファン)

 予想外の展開となった『ヒプステ』だが、そうなった背景には炎上騒動以外にも理由があるという。

「『ヒプステ』のチケットは、定価18,000円(税込)。劇場来場者にオリジナルCDやグッズなどの『オーディエンスキット』が特典として配布されるそうです。しかし、2.5次元舞台のチケットは、大体7,000円~10,000円。前方席が確約されたりグッズが付いた“プレミアム席”は高くて15,000円程度ですから、『高い』という人も少なくありませんでした。

 また、チケットの不正転売防止のため申込時に電子チケットアプリの登録が必須。応募者のみならず同行者の氏名や電話番号、アプリのIDを記入しなければならず、入場時には予め登録しておいた顔写真のチェックも行うなど、本人確認も厳重です。高いチケット代と申し込みの工程の多さで、ハードルが高くなってしまったのかもしれません。

 その反面、徹底した本人確認は転売行為の抑止になりますし、その分当選確率も上がりますから、『こんなに取りやすくなるなら他の.5も取り入れてほしい』という声もあります」(同)

『ヒプステ』が2.5次元界を変えるキッカケとなるか――。

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