『東京裏路地キリヌキ』あのフェティシズム専門誌の連載がまさかの書籍化!! 変態度数が高すぎる奥瀬サキ

※本稿にはアダルトコンテンツに関する表現などが含まれておりますので、ご注意ください。

『東京裏路地キリヌキ』あのフェティシズム専門誌の連載がまさかの書籍化!! 変態度数が高すぎる奥瀬サキの画像1東京裏路地キリヌキ(奥瀬サキ/一迅社)

 まさか一迅社から発売されるとは! このたび刊行された奥瀬サキ氏の画集『東京裏路地キリヌキ』(一迅社)のことである。

 この作品集は、10月発売号をもって休刊が決まっている三和出版のアダルト雑誌「お尻倶楽部」に連載されていたイラストポエムをまとめたものである。同誌は22年にわたって続いたアナル・スカトロを中心としたフェティシズムの代表的専門誌であった。今の30歳よりも上の世代には、この雑誌を通じて“目覚めた”人も多い。それくらい一個の人間の人生にインパクトを与える誌面だけあって、記事・連載のいずれもが一流どころを取りそろえていた。その中でも、近年話題になっていたのが、奥瀬氏のこの連載だ。

 奥瀬氏といえば『低俗霊狩り』をはじめとする作品で知られる人物。一般誌に掲載された作品でも独特のフェティシズムを醸し出していたが、収録作は掲載誌が18禁かつ専門誌ということで、あらゆる枷から解き放たれて描いている。あとがきによれば、連載は奥瀬氏から持ちかけたものだそうで、「おしっこだったら自分にも一家言あるから、何か描かせてくれないか」と、同社のアダルト雑誌「おもらし倶楽部」を想定して申し出たら、なぜか「お尻倶楽部」での連載が決まったそうだ(註:マニア以外には、まったくわからないと思うが、一言で「スカトロ」といっても、大小・塗る・食べる・色形・SM要素の有無などジャンルは無数に分かれます、念のため)。

 収録されたイラストポエムは40点に及ぶが、奥瀬氏の変態嗜好の振り幅の広さには、驚く。肉便器を描く「行列のできる女子校生」では「擦り過ぎて粘膜の腫れ上がった夕方以降が狙い目」と記す。「犬妻」と題された作品では、女性視点で「私は犬なので……狂犬病の予防接種をしてください」という具合である。いや、もう作品タイトルが「地球外知的生命体探査」とか「リストラ自殺のSM夫婦その後~悲しき母子の物語~」とか。もうね、直接脳を刺激するフェティシズムが満載である。

 直接、性感を刺激されるエロを超えた先にある、本物の変態の桃源郷。これらの作品で脳が痺れるか否かが、自分の変態度合いを測る要素になるだろう! 家宝にします!
(文/昼間 たかし)

東京裏路地キリヌキ

東京裏路地キリヌキ

奥瀬氏の仕事だと、アニメ『ギルガメッシュ』のキャラデザが好きです。

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