兄上“信之”と、頼もしすぎる舅・本多平八郎が熱い! そしてさらば三成&大谷……『真田丸』第37話「信之」レビュー!!

 昌幸、信繁と行動をともにするのは、高梨内記(中原丈雄)、あとは春(松岡茉優)、きり(長澤まさみ)といったところ。これまで一緒だった面々が分かれていくので、どうしても寂しくなってしまうが、「これは別れではない、また会える日を楽しみにしておるぞ」「では各々、抜かりなく」という昌幸の、別れの挨拶が真田家らしい。また、ここで久しぶりに療養中の出浦昌相(寺島進)が顔を見せてくれたのもうれしい限り。

 寂しいといえば、信繁のよき上司であった石田三成、大谷刑部も、この37話でとうとう退場となってしまった。有名な柿のエピソードがなかったのは少し残念だが、最期の最期に笑みを浮かた表情は凛々しかった。『軍師官兵衛』(2014年)、『江 ~女たちの戦国~』(11年)、『天地人』(09年)など近年の大河ドラマで描かれた石田三成と比べてみても、かなり格好良い三成だったのではないだろうか。

 さて、昌幸・信繁の高野山・九度山生活は10年以上も続く。この間、昌幸は信之にマメに書状を送っていたり、現在でも使われる真田紐を開発したり(とされる説もある)、実は複数の女性に子どもを産ませたりしていた、という逸話があったりする。三谷幸喜の脚本だけに、多様な形で語られる真田家のエピソードや伝説をまとめたような、筆休め的な挿話が入ってくるのかもと思いきや、次回38話のタイトルは「昌幸」。すっかり白髪になってしまった姿と、「さらば昌幸」というテロップが踊る予告映像が公開されている。

 時に、主人公・信繁や信之をも上回る存在感を醸していた昌幸は、どんな最期を見せてくれるのか。喪失感が大きそうだが、最後の雄姿を目に焼き付けたい。

真田紐 木綿平紐-4分 2mカット (深緋+白)

真田紐 木綿平紐-4分 2mカット (深緋+白)

今でも和風の小物や携帯ストラップなど、利用者は多いようです

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