『荒ぶる季節の乙女どもよ。』文芸部員最初の彼氏持ち誕生か!?荒ぶれ、乙女ども!!

2019.08.05

TVアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』公式サイトより

 【性】に振り回される女子高生たちの物語『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の第5話がオンエアされた。

第5話「私を知らぬ間に変えたもの」

 泉は新菜に相談を持ちかけた。

 移動する電車の中、新菜は演出家の三枝 久を見つけ、泉を彼氏だと偽り紹介する。

 近くのカフェに入った二人、そこで新菜は三枝との出会いを話し始める。

 一方、百々子と話していた和紗は新菜について語るのだった。

「ただ、なんというか……菅原氏なら、納得しちゃうなって」

 オープニングの前に文芸部員が叫んでる部分が変わった。毎週見る度に好き度が増していくこのアニメ。最高だ。

 和紗を落ち込ませるきっかけとなった泉と新菜の2ショット。和紗のことを相談するために新菜を誘ったのだが、新菜の知人の演出家を偶然見つけてしまったために、そこから何故か話は新菜の過去に。

 新菜の少女性に惚れ込んだ男、三枝。少女の頃の魅力と女性性は全く別のもので、少女性というのは時期がだいぶ限定されるからこその儚さが魅力であると思うが、それが自分のことだと理解するにはまだ早すぎる。愛されているのは感じるのに、求められていないと感じた新菜は、周りから性的な視線で見られるようになったと疑問を三枝に投げかけた。

 なんとなく演出家らしい芸術っぽい言葉を並べ立ててはいたが、つまりはロリコンな三枝は大人の香りがする新菜には興味がないと言い捨てたのだ。もし新菜が大人になることを望むなら、自分は代わりの子を見つける…と突っ込みどころしかない言葉ばかりを並べ立てたのだ。 泉もドン引きである。

 もともとの性質もあるだろうが、新菜の飄々としたつかみどころがない性格は、三枝との関係も大いに影響していそうだ。なかなかにアレな内容の話を真剣に聞いてくれた泉への印象が変わり始める新菜。つい、「和紗が好きなのもわかる」とこぼしてしまう。

 もちろん和紗はふたりの間にそんな会話がなされていたとは知るよしがない。ただ、ふたりが一緒にいる姿を思い浮かべ「菅原氏なら仕方ない…」という想いでいっぱいになり、菅原氏がやろうと本気を出したらそうなってしまうのでは!? と早とちりな不安に頭を悩ませるのだった。

 そして!!! 今回、一番萌えたのが曾根崎先輩である。前回レポート提出を天城に命じていた彼女。それをさらに添削して返却するというプレイからの、「付き合ってください」への赤入れの文言は「よろしくお願いします」……!!! 曾根崎先輩! 天城がとても喜んでいるのを後目に涙ぐんでいる姿がかわいすぎる。 でもこのふたり、普通に付き合うとかできるのか。文芸部員最初の彼氏持ち誕生。今後の展開を温かい目で見守りたい。

 そんな中、教師×女子高生カップルは迷走を極めていく。車に同乗しても、誰かの目は常に付きまとう。ミロ先生は女子高生には、ことにひと葉には魅力を感じないとまで宣うも、作家としてやり切れない気持ちを抱えているひと葉を見かねて、とんでもない提案をしでかす。 学校でもチャットでもかなり話してるから、ミロ先生は何だかんだひと葉のことが好きなのだろう。

 その提案は、学校のどこかで遠方から誰にもバレないように自分に下着を見せること。という聖職者として完全にアウトなやつ。しかし、これがふたりを大いに盛り上げる気配。先生、だいぶ変態だぞ!

 それぞれがそれぞれの異性を思い浮かべながらも、まだmだ同じところをグルグルと回っている感じ。このモタついている感覚、嫌いじゃない。 荒ぶれ、乙女ども。
(文=三澤凛)

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