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VR元年、ついに山が動く……! 今秋に配信をスタートする「DMM.com」が放つVR動画とは!?【インタビュー後編】

2016.10.16

スポーツ中継やドローンなどを利用した映像など、アダルト以外にも期待できそうではあるVR

―― 『アバター』(09年)が大ヒットして、その後に3D映像を売りにした大ヒット映画が出てくるのにも、少し時間がかかりましたものね。

山本 やっぱり新しい技術が普及し定着するのは、世に出てから3~5年ぐらいはかかるんでしょうね。VRもきっとまだまだこれからでしょう。ただ、今後はきっとスポーツ中継もVRでもって見られる時代がくるんだろうなと思います。

―― なんと言うか、日本ではまだ研究段階で、商業ベースに乗っかってない感じですよね。

山本 BtoC(企業から個人向け)はまだですよね、たしかに。BtoB(企業から企業向け)だと、撮影や編集の請負は今すごく需要が高まっているようです。色んな企業さんが“新しいことをやっている”というイメージ付けのために、PVなんかをVRを駆使した映像にしようとされているようです。BtoB、制作や編集業務を請け負う方はそこで利益を得られますけど、弊社みたいなC向けのサービスだと、プラットフォームを作ってみたはいいけど売れなければ、それまでに投資してきた開発費が無駄になってしまうわけですから、そこの難しさはありますよね。パイはまだまだ少ないですしね。

―― スマホやPC、コンシューマーゲーム機と比べるとまだまだ少ないでしょうね。

山本 少ないでしょうね。ですからやっぱり、まだ何年もかかるんだろうと思います。

■一般向けも動画充実しています!

―― せっかくなので、配信予定の動画のセールスポイントなど解説していただければ、と思ったのですが。

山本 先ほど他動画配信サイトさんのお話が出ましたけど、弊社独占という動画も結構あります。それなりのクオリティのものを独占でお見せできそうなので、そこはご期待いただければと。そういった作品を毎月、コンスタントにそれなりの数をご用意できそうですし、またメーカーさんも毎月制作されていくことで、ノウハウが蓄積して、今後はどんどんクオリティも上がっていくはずです。

 それに加えて、まずは無料の動画も用意しますので、この機会にVRを体験してみていただければと思います。本当、体験してみないと伝わらないですからね、もちろんスマホ用の無料動画も用意しますし、Oculus Riftに対応したものを一応用意する予定です。ぜひ一度体験してみて、それでよかったらぜひ購入してください。

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