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VR元年、ついに山が動く……! 今秋に配信をスタートする「DMM.com」が放つVR動画とは!?【インタビュー後編】

2016.10.16

―― ちなみにスタート時に一挙に100本ぐらい配信を予定されているというお話でしたが、その後はどれぐらいのペース、本数を配信されていく予定なんでしょうか?

山本 毎月、数十タイトルぐらいは配信していけそうです。それはメーカーさんともあらかじめご相談させていただいています。コンテンツが集まってユーザーさんが増えれば増えるほど、より選択肢も増えていくわけですから、そこは期待させていただいてます。

―― そうなると後発でVR動画制作に乗り出すメーカーさんも増えるでしょうね。やはり打診、問い合わせも増えていますか?

山本 1年前ぐらいに比べるとだいぶ増えてきました。特にここ3カ月ぐらいは、「DMMがやるなら」ということで試しに1本作ってみたとか、量産体制を整えていただいたり……まだ正直、制作費を回収するのには難しい状況だとは思いますが、やはりそこはブランディング、知名度向上を考えてらっしゃるようです。

皆の期待を背負って頑張れ「R18」!

■同じVR動画でも2次元と3次元とでは別ジャンルに

―― 成人向けVR動画は、ぽつぽつ取り扱う動画配信サイトも誕生していますね。

山本 サイトが増えるのは、ユーザーさんにとっては選択肢が広がることでもありますから、いいことなのではないでしょうか。何本か動画も見させてもらいましたが、やっぱりメーカーさんによって女優さんをメインに据えた作品、企画をメインに据えた作品、それぞれの味があって。その中で、VRはまだまだマス向けではありませんよね。いつかは多くの人が見るようになっていくだろうし、そうなったら人気女優さんがメインとなった作品も出てくるんでしょうが、今はまだ実験的な作品、企画をメインに据えた作品が中心になるのかなと考えています。

―― 成人向けVR動画で、ここが魅力だなと思う一番の部分ってどんなところですか?

山本 今はまだわからないことだらけで、これから長所短所、それぞれ出てくるんだと思いますが……「アダルトVRエキスポ2016」など見て感じたのは、ゲームの『なないちゃんとあそぼ』(同人ゲーム。Oculus Rift/HTC Viveに対応)。あのゲームは取り上げるメディアさんも多かったですし、面白いなと思いました。

―― ああいう女の子と1対1というシチュエーションとVRは相性が良さそうですね。

山本 そうですね、あと、2次元であればCGですからカメラも簡単にふれますが、実写動画だと自分が動くのはなかなか難しいですからね。だから同じ成人向けVRでも2次元系と3次元動画だと、ジャンルが違ってくるんだろうなとは思います。ゲームだとキャラクターの反応や受け答えも用意できますけど、動画だとなかなか……そこは本当、VR動画の醍醐味はこれ! というのは、これから見つかっていくんでしょう。皆さん、まだ試行錯誤が続けられているみたいですし。

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