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アレをしたら頒布数が倍増?初心者が同人活動を始めてみると…【2冊目の同人誌編】

2016.05.10

■100円ショップで買った設営グッツが活躍

100円ショップで購入したイーゼル。下に敷いた布も同時に購入。

 イベント当日。ぼっち同人で交流もせず、売るものも今まではわずか1種類という身軽さから、初回、2回目のイベントとも一般開場直前に会場入りし、準備しているうちに開会のアナウンスが聞こえてくるという体たらくだったが、今回は「設営もがんばる」をテーマに開場20分前にスペース入りした(それでも別に早い方ではないが)。

 設営のために100円ショップで新たに買ったのが写真の小型イーゼル。今まで同人誌をスペースに平置きしていたのだが、考えてみれば買う立場で回る同人イベントは、どのサークルがどこにあるのか探すだけで結構大変だ。イーゼルを使って見本誌やサークルの位置番号を立体的に見せ、通りかかる人が首を伸ばしてテーブルの上をのぞかなくてもわかるようにした。

 なお、通販はイベントの10日以上前から予約受付できるようにしたため、イベント当日の朝チェックしたところ、すでに6冊も予約が入っていた。なかなか幸先がよく、胸が高鳴る。「やばい、追い風吹いてる」とドキドキが止まらない。会場搬入にした2冊目の表紙も、念願の表紙の照り加工が最高に効いている。照り加工を入れてよかった。

 高ぶる中でいざ開場。しかし今回、気持ちが一気に楽になる「その日1冊目の頒布」まで30分と今までで一番かかった。用意していた暇つぶしグッツで時間をつぶしてはいたものの、この時間は本当につらい。最初の1冊が頒布できると一気にありがたく、ほっとするのは毎度まったく変わらない。イベントでいただいたお金はとっておいている。私の本を買おうと出してくれたお金だ。どんなお守りよりも霊験あらたかだろう。

 結果だが、今回のイベントの合計頒布冊数は11冊(既刊1冊、新刊10冊)だった。イーゼルがよかったのか、3回目のイベント参加にてあこがれの二桁頒布達成だ。通販予約分も入れると、2冊目はイベント当日までに16冊頒布したことになる。25冊は通販にまわしたので、手元には15冊程度、ちょうど私の頒布ペースからしてあと1回イベントに出られるくらいの、ちょうどいい量が残った。50部にしておいてよかったのだ。イベント会場の奥に宅急便のブースがあるので、そこで残部のうち通販に回す分を配送手配し、身軽になって帰路につく。

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