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2015.04.15

■それぞれの立場から喧々囂々

記事タイトル:「境界のないセカイ」マンガボックス連載終了のお知らせ: 幾屋大黒堂Web支店 @SakuraBlog
記事URL:http://ikuya.sblo.jp/article/115089330.html
エントリーページURL:http://b.hatena.ne.jp/entry/244478589
タグ:漫画、表現、出版
ブックマーク数:659 users

 マンガ雑誌アプリ「マンガボックス」で連載されていたマンガ『境界のないセカイ』の作者・幾夜大黒堂さんが、同作は15話をもって打ち切りになったと、3月15日付のブログで報告しました。「表現上の問題」で講談社での単行本の発売中止が決まり、マンガボックスでの連載が続けられなくなったとのこと。性的マイノリティへの配慮を理由とした作中の表現をめぐる経緯、連載継続に向けた動きも詳しく綴られています。連載中止の発表から約2週間後、同じくブログで「少年エース」(KADOKAWA・角川書店)への連載移籍と10話からの掲載開始が決まったと発表されました。単行本第1巻も4月25日発売予定と、わずか半月でめまぐるしい動きを見せました。

【キーワード解説】

マンガボックス
 DeNAが2013年12月から配信している無料のiOS・Android用マンガ雑誌アプリ。定期連載の最新話が読める。2014年3月からはマンガの投稿・公開ができるサービス「マンガボックス インディーズ」を展開し、連載作品の単行本化も実施している。

「表現上の問題」
 作者が伝聞で聞いた話として、作中で「男は男らしく女は女らしくするべき」というメッセージが断定的に読み取れたとのこと。「これに対して起こるかもしれない性的マイノリティの個人・団体からのクレームを回避したい」という理由が告げられている。作者は描写について「背景世界の説明の一部であり、主人公の変化を描く過程の一部」と説明した。

【コメント】(原文ママ)
・この理屈が通っちゃうと既刊からこれから出る予定の他の漫画、小説にもいろいろツッコミ入っちゃうと思うんだけど。
・ブログの内容を読む限りだと相手側の暴走だねぇ。ある問題点を序盤で強調しておいて否定するために溜めて後半で覆すっていうのはよくやる手法だからこれが禁止されるとなると表現の幅が著しく狭まる。
・ハイスコアガールもそうだったが、こういう記事が出ると逆に読みたくなってしまう。
・幾屋大黒堂さんはトランスものを描いてきたからなあ。講談社が保守的で時代遅れ何だけど、大手出版社となるとそうならざる得ないところもあるわな。
・実際に非常にやかましい人達にカチ込まれて大変なことになったケースを幾つか知っているのでにんともかんとも。外野から単純に「講談社ふざけんな!戦え!」というのはちょっと違う気がする。

(文/万井綾子[はてな])
※この記事で紹介しているデータは2015年3月10日時点のもので、最新でない可能性があります。

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