コドモとアイドル~趣味は娘とのアイドル鑑賞です~ 第6回

“年齢に恋をする”ロリコンたちは危険なのか? 娘とアイドル現場を楽しむ心得

2014.10.19

ーー子供ができてもアイドルの現場を楽しみたい! 育児とオタ活動、両立のススメ。

かわいい!と思う気持ちはわかります(Flickrより)

 最近ついに、「子供の運動会 or アイドル現場」という選択肢を迫られる機会に恵まれました。いやー、いかにも「ヲタ世代のほのぼの四コマ漫画」っぽい。うまく時間調整して両現場とも回しましたけどね。

 そういえば別の幼稚園の運動会パンフレットを見ていたら、お遊戯のところで「ココ☆ナツ」の文字を発見し、「え、最近はももクロの曲とかやるんだ! しかもこの選曲って、先生がモノノフなのかなあ?」と思ったら、「ひろみちお兄さん」こと佐藤弘道さんと数々の子供向け楽曲の制作に関わっている谷口國博さんのユニット「ひろみち&たにぞう」バージョンてのがあるんですね。「ももクロの子供祭り」にも出演してるので、その流れなんでしょうが。アイドルブーム、次は侵食ですね! 

 さて、そんな幼稚園の運動会で思ったのが「写真撮影の規制が厳しいな!」ということ。親でも、撮影する場所とかタイミングとか、細かく決められてるんですよ。個人情報的なアレコレという点もあるんだろうし、ちょっと前にアイドル界隈でも問題になった「ロリコン問題」もあるのかもしれない。

 当連載では、子供とアイドル現場に行くことの楽しさをアピールしてきたつもりですが、また別の側面も書くべきでしょう。

 ということで、ある日たまたま話してたら「いやー、でもアイドル現場に子供と行くのって不安もないすか?」という話題が出たので、これを機に、自分と同じくアイドル好きのお父さんに話を聞いてきました。お仕事は映像関係で、本人のアイドルファン歴は約10年の38歳、現在も都内のライブアイドルの現場中心に趣味として通いつつ、仕事にもしているそう。娘はもう中学生とのことで、ライブ会場などに一緒に行くことはないとか。

「昔は現場に娘を連れてきてたし、特にトラブルはなかったんですけどね。『ウチの娘のこと見てるな』ってヲタクもいたりするけど、凝視ってことはないし。そもそもみんな、アイドルを見にきてるわけだから(笑)。

 あと、アイドル現場で『女性や子供優遇』ってところもあるじゃないですか。見る場所とか握手とかで、女性と子供を優先するような。そういうのに腹を立てるヲタもいるけど、それはライトなファンだけ。それも裏やツイッターで愚痴書く程度で、実害はありません。コアなファンはそこで揉めてもなんにもならないって思ってますし、子供が来ると喜ぶアイドルも多いから『推しがニコニコしてるの見れたらそれはそれでいいか』って人もいる。なので、子供を連れていると周囲の目が気になる、ということもないんです。

 ただ、最近ある現場で、ヲタが見に来てた子供をリフト(ファンがファンを持ち上げてアピールする行為)してたのはどうかと思ったなー。自分の子とか知ってる子というわけではなくて、ただその場にいた子。いくらその子らがそのアイドルを好きで来てたとしても、リフトされた子の親はビビりますよね」

 アイドル好きといっても、いや、アイドル好きだからこそ、女の子ならなんでもいいわけじゃないのは当然の話で、「みんなアイドルを見に来てるわけだから(笑)」の一言で済むはず。しかし、ここで話は「でも『年齢が好き』な人もいるからなあ」と続くわけです。

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