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「ロッチ事件」の真相に、『ガンダム』との意外なつながりまで!「コスモス・ネヴァー・ダイ 1977-2014」レポート

2014.09.25

■ワッキー貝山秘蔵のお宝コスモスグッズが登場!

 会場には、当時のまんまきれいにリペアされたコスモスのカプセル販売機とボックス販売機が鎮座。開演を待ちきれないコスモスファンたちは、次々と硬貨を投入。何年たっても相変わらずしょ~もない玩具を吐き出しまくるコスモスに、誰もが懐かしさと諦念がないまぜとなった笑顔を浮かべていた。「これこれ、これがコスモスなんだよ。」と、井之頭五郎(by『孤独のグルメ』)よろしく心の中でつぶやいたりしているうちにイベントは開幕。

「ジュースのしみ」(写真左)と「フライパン」(右)。
「ジュースのしみ」とは、ジュースのしみである。

 ステージには、この日MCを務めるDJ急行氏とセラチェン春山氏が登場。ロフト系列のイベントではおなじみの2人の司会で、まずは貝山氏と池田氏も姿を現し、おもむろにコスモストークをスタート。次々とお宝だかガラクタだかよくわからないグッズが姿を現す。なぜか外装部分に算数の公式がプリントされている「チョロQ」、その正体は今も謎に包まれている「マホーの砂」、一体誰が得するのか「ジュースのしみ」、全身が真っ赤に染まった「ウルトラマン」……。脱力系の玩具が止めどなく紹介されていく。紹介されるラインナップもさることながら、これだけのコスモスグッズをそろえている貝山氏にも脱帽だ。

まさかの『機動戦士ガンダム』公式キャラクターグッズも。

 しかし、ただのグッズ紹介に終わらないのが今回のイベントだ。とりわけ、今や日本を代表するSFロボットアニメ『機動戦士ガンダム』本放送時、コスモスはスポンサーとして公式キャラクターグッズを制作していたという衝撃の事実が説明されると、会場は観客の驚きの声に包まれた。『機動戦士ガンダム』といえば視聴率不振からアニメは打ち切りとなったものの、放送終了後、バンダイから発売されたプラモデルが大ヒットし、一大センセーションを巻き起こしたことを知る人は多いだろう。そんなガンダムにいち早く目を付けたコスモスは、実はかなりの目利き企業だったのではないだろうか。……まあ、その後の『ガンダム』ブーム時にコスモスは、「ダンガム」なんていうパチモンフィギュアを作ってはいたけど……(ちなみにこの時に使用された金型は、本放送時に作ったオフィシャルものだった……というから話はややこしい)。

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