『12の月のイヴ』が好評!minoriはシナリオだけじゃなくて音楽だけでも泣ける!全俺が泣いた天門ソング@minori3選
2014.02.20
◆ポップスなのにベースとドラムがハードがやたらとハード!Machicoのメジャーデビュー曲にもなった 『Magical Happy Show !』
『Magical Happy Show!』は全年齢向けソフトとして発売された『すぴぱら STORY #01 – Spring Has Come!』のオープニング曲だ。『eden*』のようにエロゲー化する拡張ディスクの追加販売はなく、初の完全な全年齢向け作品となった。
この作品も『eden*』と同じく選択肢がない。しかし、ルートは固定だが2ストーリー楽しめる仕様となっている。演出面がすばらしく、『eden*』で実験してきたものが『すぴぱら』で集大成となった、という印象だ。とにかくCGがすばらしいのは言うまでもないが、とにかくキャラや背景が動く。よって、スペックの低いPCでのプレイしたユーザーには少々ストレスを感じてしまった面もあったようだが、逆に言えば、それだけminoriの演出はこっているということでもある。
ストーリーは分類するなら直球の学園ものに、魔法を絡めた学園ファンタジーだ。総プレイは『eden*』より長い印象だ。実際、『すぴぱら』発売に行われたイベントで、『eden*』よりは長く、『ef-the latter tale』よりは短いとnbkz氏の説明もあった。
作品タイトルに“#1”と掲げているだけあり、続編を意識した作りになっていて、ゲームのエンディングも次回作を予告するような形で終わる。しかし、いまのところオフィシャルで続編の発表はない。過去にnbkz氏にインタビューした際(参照記事)、商業的には成功せず、期待値の半分の売上だったと明言している。そういったこともあり、現時点では続編を発表できるタイミングではないのかもしれない。ただ、商業的に失敗したからといってこの作品がつまらないわけではない。minoriファンなら十分に楽しめるし、学園恋愛ものが好きな人にはどストライクと言える。アニメで学園もの、かつ日常ものが好きな人には特におすすめだ。
オープニングのアニメーションと流れる『Magical Happy Show!』はアップテンポなポップスで、明るく元気いっぱいといった曲調だ。しかし、そこは天門氏が作曲。ドラムがやたらハードである。同じリズム隊のベースも動きまくり、ブリブリうならせている。ベースは天門氏と作曲陣に名を連ねる柳英一朗氏がベーシストだからということもあるから派手なのだろう。ドラムは打ち込みだろうが、ベースは弾いていると思われるので、ベーシストはカバーしてみても面白いかもしれない。
『すぴぱら』はオープニングアニメーションも話題になった。画面がぐるぐると高速で動く様は必見だ。『Magical Happy Show!』と一緒にぜひ楽しんでもらいたい。