CDはまだまだ売れる!
CD不況の救世主となるか!? M3 2013秋開催!
2013.10.28
音系・メディアミックス同人即売会であるM3 2013秋が東京流通センターで開催された。M3は毎年推定で約1万人の来場者があるビッグイベントだ。
同人即売会というと、通称コミケと呼ばれるコミックマーケットを思い浮かべる方が多いと思うが、M3はコミケとは異なる特徴を持っている。まず音楽に特化したイベントだということ。次に一般来場者のコスプレが禁止になっているということだ。ただし、出展者は音楽の世界観を表現する範囲内でのコスプレは認められる。M3の主役はあくまで音楽なのだ。
M3にはすでにプロとして活躍しているミュージシャンや歌手もサークルとして出展している。今回も声優・歌手として活躍中の原田みとみ氏、PCゲームの主題歌などでおなじみの霜月はるか氏、Barbarian On The Groove、メディアファクトリーよりメジャーリリースもしているスピードメタルプロジェクトのDragon Guardianなどがサークルとして出展していた。
また、「萌え寺」として一躍有名になった了法寺のとろ美氏も参加していた。その一方で自分の飼っている猫のテーマ曲を音源化して販売しているサークルなどもあり、アマチュアとプロが渾然一体となるのが同人即売会、ないしはM3の最大の魅力の一つだ。
人気サークルであれば、一般的には全くの無名であっても一日でCDを何百枚と売り上げてしまうことはよくある。昨今のCD不況を考えればこの経済効果は驚くべきことであり、一つの市場として決して無視できないものに成長している。コミケにマイクロソフトなどの大企業が参加し始めているが、近い未来救世主として、こうした同人音楽即売会に大手メジャーレーベルが参加するなんてこともあるかもしれない。
(文=Leoneko)
【その他の画像】
来月発売の新譜を手にするDragon Guardianの勇者アーサー。
これぞ萌え!
了法寺のとろ美氏