エロアニメで観るエロゲーの世界 vol.69
『妹汁』イナンナってこんな容姿だったのか!それだけで原作ファンにも十分に価値のあるロリコンほいほいOVA
2019.10.07
いつの時代も”妹”とは尊い存在。そんな”妹”づくしりの一本を今回は紹介しよう。その名も『妹汁』。
原作はアトリエかぐやで、2002年にリリースされている。エロアニメ版はmilkyより『妹汁 一番しぼり』『妹汁 二番しぼり』として2本リリースされている。
作品自体は名前からしてロリコン全開の義妹もの。リリース年代が比較的古い作品と言うこともあり、内容は王道中の王道だ。
主人公の父親が連れ子の美人と再婚したことにより、妹が一気に3人もできる。結婚後、両親はハネムーンに行くのだが、仕事で再婚相手の母だけが帰ってきて……というもの。
そんな夢のようなシチュエーションあるか! とツッコミたい衝動にかられるだろうが、そこはグッと我慢しよう。だが、この『妹汁』はその後、ユニークな展開となる。
父親は考古学者という設定なのだが、父親の部屋で奇妙なビンを主人公が見つける。そのビンからイナンナという女神が現れたかと思うと、恐ろしい呪いをかけられてしまう。その呪いを解くには少女の「汁」、つまり愛液を集めなければならいのだ。このバカバカしさが古き良きエロゲーらしくて好感が持てる。
三姉妹のキャラは、おっとり、元気、おっちょこちょいのしっかり者、とすみ分けがきちんとできていて、視聴者の好みを外さない。イタズラっぽく迫ることもあれば、完全和姦もある。共通として、それも義妹たちは義兄が大好きということだ。ロリコンにはたまらない展開が目白押しである。ついでに言えば、母とのカラミまで存在する。まさにぬかりなしである。
ただ、2巻にならないと長女・結希とのシーンを楽しむことはできない。三姉妹全てのシーンを楽しみたい場合は2巻とも観賞しよう。作画の乱れも作者の演技にも不安は一切ない。
また、エロアニメ版のみ、イナンナの姿も楽しめる。原作のファンはそれだけでも十分に価値があるかもしれない。
(文=穴リスト猫)