「と学会」が結成25周年イベント速報! 落語、漫談、活弁…さらなるトンデモイベントが!
2017.08.31
世間にはびこる“トンデモ”に、鋭くも楽しくメスを入れ続けてきた「と学会」が結成25周年を迎えて、特別イベントを立て続けに行うという。前回の速報に引き続き、結成25周年を迎える「と学会」の記念イベントの続報をお届けする。今回は落語家の立川談之助氏と、と学会運営委員でもある作家兼劇作家の唐沢俊一氏に話を聞いた。
――普段は東京でしか聞けない「トンデモ落語」(下ネタあり、オタクネタあり、危険ネタありの現代風落語)が、9月2日(土)についに名古屋まで遠征するそうで。
立川 久しぶりの名古屋公演なんですが、今回は「と学会25周年プレイベント」ということで、元祖トンデモ落語の私、そして名古屋在住の雷門獅篭の落語。と学会の唐沢俊一の漫談。そしてさらにトンデモ活弁士の坂本頼光、ピアノ伴奏に塩原奈緒という豪華メンバーでお送りします。
――「トンデモ落語」はなんとなくわかるんですけど、「トンデモ活弁」というのは?
立川 活弁士というのは「活動写真弁士」ということで、無声映画に声をアテる職業なんですが、今や日本にも数人しか残っていない中で、最も若手の坂本君が、自作のアニメ『サザザさん』にその場で声をアテます。
――『サザザさん』とは何ですか?
立川 それが内容的にはちょっとアブないので、ネット上では説明できない(笑)。ただ、抱腹絶倒のネタでありますから、興味を持たれた方はぜひ本丸ホールまで。中京地区のトンデモマニアはこの機会を逃さないように!
――ありがとうございました。続いて唐沢俊一さんにいよいよ9月23日(祝)に行われる「と学会結成25周年」の本大会についてお話を。
唐沢 まず記念大会は、「本大会」と「記念大会」に分かれておりまして、それぞれどんな内容かというと、「本大会」は、と学会が2カ月に1回、都内某所で開催している例会の発表の拡大版というべきものです。会員有志がさまざまな分野のトンデモを持ちよって発表するのですが、中でも評判のいいもの、内容の濃いものを選んで、特別編として学会形式で発表いたします。
――これまでの大会でも、「と学会エクストラ」という形でやってきたやつですね。
唐沢 そうです、そうです。新会員からベテランまでの発表と、それから特別座談会が行われます。
――特別座談会といいますと。
唐沢 会員の皆神龍太郎さんと原田実さん、それに特別ゲストとして中山市朗さんのお三方による座談会です。
――『幻怪超常ファイル』でおなじみの皆神さんに、江戸しぐさ批判で一躍名をあげた原田さん、それに『新・耳袋』の中山さんですか! それはまた濃いというか、濃すぎる座談会ですね。テーマは何を?
唐沢 それは聞いてのお楽しみということで。というか、あまりに濃いお三方なんで、まだ何を話してもらうか、こちらもいろいろと議論中なんですよ。
――その議論自体、聞いたら面白そうですね。
唐沢 確かに(笑)。
――そして、記念大会のほうは?
唐沢 これは、25周年を支えていただいた方をお招きしてのパーティなのです。名高い目黒雅叙園のパーティ料理をご堪能いただきたいのですが、もちろんと学会のことで、それだけで済むわけもなく(笑)。
――また何か濃い出し物が。
唐沢 まずは、名古屋でも上映しました坂本頼光くんの『サザザさん』、名古屋ではこれまで上演してきた傑作選ですが、こちらではバリバリの新作上映となります。
――この会のための新作ですか。
唐沢 あまりに『サザザさん』はあちこちにはばかりのある(笑)アブない内容なので、頼光くんも名前が売れてきたこともあり、これで打ち止めにしたい、と言っているようです。一応番外編となっていますが、これで見納め、ということになるかもしれません。もし頼光くんが今後『サザザさん』を封印する、というような事態になれば、ここでの上映と上演(活弁)が最初で最後の高座かも。
――そ、それは貴重、というかもったいない。
唐沢 ぜひ、この機会をお見逃しなく。その他、日本を代表するバリトンオペラ歌手の泉良平先生、この方は以前からのと学会ファンなのですが、その方に祝いの歌を歌っていただきます。トンデモに縁のある、あの歌をたっぷり……。
――トンデモに縁のあるオペラなんてあるんですか?
唐沢 それも当日のお楽しみ、で。あと、当日限定のグッズや、あと久々に刊行されると学会の著作が、書店に並ぶよりかなり早く特別販売されるなど、当日限定のお楽しみがたっぷりつまっております。
――これはワクワクしますね。四半世紀という歴史を閲したと学会の活動の現在がつまった大会となりそうです。
唐沢 当日の会場でみなさまにお会いいたしましょう!
※詳しい情報はこちらをご覧ください→http://www.togakkai.com/taisyou/