服部昇大の「おあつあついのがおすき」第8回
乙女が憧れる理想の宅配男子がここに！ さわやかガテン系のうまいフィニッシュを見習おう!!『宅配男子』レビュー
編集部
2016.03.24
ちょっと前に佐川急便の男性職員に萌える〈佐川男子ブーム〉なんてものが一部の女子の間で巻き起こっていましたが、ブームなんてものは本当に何が流行るかわかりませんね。なので佐川男子について調べてたら「おうちに来てくれるガテン系男子」なんてキャッチフレーズが付いてて、「そうっちゃそうだけど、向こうも仕事っちゃ仕事だよね！」という感じです。確かに女子にとって「家にガテン系男子が来る」ってことは、なかなか稀なときめきシチュエーションなのかもしれません（うちに来る宅配便は、だいたいおじさんだけど）。
そして、そんな突如沸いた佐川男子ブームに応えるかの如く2014年に発売されたマンガが、今回紹介するミナモトカズキ先生の『宅配男子!!』です。
この作品、いわゆるTL（ティーンズ・ラブ）ですが、乙女が憧れる、まさに理想の宅配男子シチュエーションのマンガとなっているので、世の宅配業系男子もぜひ参考にしていただきたい。
マンションにこもって仕事をしているイラストレーターの主人公・茉莉奈さん。徹夜明けで集荷に現れたのは、新しくこの地区の配属になった宅配系イケメン男子・青山でした。茉莉奈さんはその青山のガテン系特有の無垢な（？）笑顔にときめきを感じてしまい、「これからは締切を乗り越えるたびに、この笑顔が見られるなんて……！」とあらぬ角度で仕事にも身が入るようになります。