美内すずえ『ガラスの仮面』最新刊の進捗状況に言及! 「紅天女」“最後の課題”も出題された!?

2016.02.15

『ガラスの仮面』49巻(白泉社)

 大人気少女マンガ『ガラスの仮面』(白泉社)の原作者の美内すずえ氏が、現在の作品の進捗状況や“最新作”について語る一幕があった。

『ガラスの仮面』は、既刊49巻で累計発行部数5,000万部を超える、言わずと知れた少女マンガの金字塔であり、1976年の連載開始以来、いまだに連載が続いている生きるレジェンド作品として知られている。しかし、2012年10月にコミックス49巻が出てから4年近く経ち、最新50巻の発売が延びに延びており、昨年11月26日に発売された「別冊 花とゆめ」(白泉社)1月号の誌上で「50巻ただいま描いています、お待ちください!」と発表するなど、いまだどうなるか分からない状況だ。

 そんな状況のさなか美内氏が今月2日、『ガラスの仮面』と新宿高島屋がバレンタインのチョコレートでコラボすることから、同店内でトークショーを開催。そこで再び、現在の状況について言及がされたという。これに母娘で観覧していたという30代女性が語る。

「ゲストで『ガラスの仮面』愛読者という女優の鈴木砂羽さんが、特別に作った『女海賊ビアンカ』(『ガラスの仮面』劇中劇)の衣装で登場したんです。鈴木さんがトークの最後の方で美内先生に『新作を楽しみにしています』と、ファンを代表しての声をかけたところ、これに美内先生は、『何度も描き直しています。最新のものを描いているところです』と、苦労して試行錯誤しているという感じでした。会場のみなさんもこのコメントを、身を乗り出して聞いてましたよ」

 さらに、会場ではチョコレート販売のカタログも配布されているそうだが、こちらには美内氏描き下ろしの『ガラスの仮面』特別番外編『愛のメソッド』というものも掲載されていたのだとか。前出の女性が続ける。

「『紅天女』(劇中劇)の最後の課題という形で、愛の演技表現を得るための方法を試すためにマヤと亜弓がバレンタインチョコレートを作って審査にかけるというものなんです。久々の“最新作”だったし、月影千草先生なら言いかねないセリフ回しで、妙に説得力があったので番外編というスタンスでしたけど、楽しませてもらいました」

 どんな結末を、いつ迎えるのか予想もつかない『ガラスの仮面』だが、今後の展開を長い目で見守りたいところだ。

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