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怠惰な“黒猫吸血鬼”との共闘&同棲!? 複雑な人間関係と闘いが繰り広げられる『サーヴァンプ』レビュー

2016.01.27

 クロの過去やサーヴァンプたちの関係、神出鬼没の御園の兄・御国の存在に触れながらも、物語は、サブクラスと呼ばれる吸血鬼を介しての闘いに暮れていく、真昼と椿の対決を描いていく。次第に明らかにされていく椿の「遊び」の動機も興味深く、クロの心の深淵の描写も、真昼のまっすぐさも、読む者の心をつかむことだろう。キャラクターは多いながらも、皆が個性的で各々のエピソードを持っているため、比較的理解は早いと思う。筆者は真昼の親友の桜哉推しなのだが、彼を巡る早い段階でのエピソードには泣かされる。現在単行本9巻まで刊行されており、闘いも複雑になってきているが、どこまでアニメ化されるのか、今から楽しみでならない。
(文/桜木尚矢)

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