「お笑いに興味を失って…」解散説噴出のとんねるず・木梨憲武“芸術家・文化人路線”の功罪とは?

2015.11.18

「フジテレビ」公式サイトより。

 とんねるずの木梨憲武が、11年ぶりにドラマ主演を果たした。『世にも奇妙な物語 25周年記念!秋の2週連続SP』(フジテレビ系)の一話に出演した。

 お笑い芸人とともに歌手活動を行うなど、マルチな活動を続けるとんねるずであるが、役者活動はそれほど多くない。

「『みなさんのおかげです』でコントをやっていたため、どうしても“笑いの演技”になってしまうためとも言われていますね。同番組ではトレンディドラマのパロディコントもさんざんやられていました。そのため“笑いなし”のシリアスな演技に苦労することもあるようです。実際、石橋さんが政治家秘書役を真面目に演じた『レッツ・ゴー!永田町』(日本テレビ系)が“大コケ”してしまった黒歴史もあります」(業界関係者)

 一方の木梨憲武を見ると、近年の俳優活動は2010年に『わが家の歴史』(フジテレビ系)において榎本健一を演じ、2004年には『にんげんだものー相田みつお物語ー』(テレビ朝日系)においては、相田みつお役を演じている。伝説のコメディアンであるエノケンや、書画家の相田みつおといった並びを見ていくと、先日の解散報道で出た“芸術方面へシフト”という読みも嘘ではないように思えてくる。

「木梨さんは、石橋さんに比してお笑いに興味を失っているのは確かでしょう。木梨さんは俳優活動と平行して、個展をひらくなど芸術活動もさかんに行っています。個展のペースも早まっています。さすがに、解散はないにしろ、今後、文化人化が進むことは確かでしょうね」(同)

 お笑い芸人の俳優、文化人化といえば片岡鶴太郎、いかりや長介など多くの前例もある。俳優木梨憲武が切り開く新境地に期待したい。
(文=平田宏利)

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング

PICK UP ギャラリー