BSスカパー!の“おっぱい特化番組”『おっぱいボヨヨ~ン』で思い出す『A女E女』の伝説っぷり

2015.10.29

『おっぱいボヨヨ~ン!!』(BSスカパー!)公式ページより。

 BSスカパー!において、おっぱいに特化したバラエティ番組『おっぱいボヨヨ~ン!!』が放送された。

 出演者には、往年のエロ番組『ギルガメッシュないと』(テレビ東京系)でもおなじみのイジリー岡田をはじめ、品川庄司の庄司智春、オリエンタルラジオ藤森慎吾、シソンヌ長谷川忍らが並ぶ。

 番組では女性をエロい気分にさせる催眠術である“淫眠術”が取り上げられた。テレビと催眠とエロの組み合わせで思い出されるのが、『A女E女』(フジテレビ系)だろう。

「97年10月から98年3月まで放送された伝説の深夜番組ですね。のちに小説家となる松岡圭祐がエロ催眠術師として登場し、タイコや木魚のリズムに合わせてAV女優やモデルたちが悶えるという番組です。生放送で何が起こるかわからないというハプニング性もウリでした」(業界関係者)

 番組初期には無名時代の釈由美子や桜庭あつこが出演していたことでも知られる。エロさゆえに、高視聴率を獲得しつつも、低俗番組として多くの批判が殺到することとなった。司会を務めていた牧原俊幸アナウンサーの奥さんが「実家へ帰ってしまう」といったエピソードも登場した。

「番組は半年続きましたが、残りの3カ月は、番組に出演していた若手芸人がスノボ旅行へ行くといった無難なロケ番組が放送され、まったく違う番組に変質してしました。実際、番組にエロ要素があったのは、わずか3カ月しかありません」(同)

 現在、凋落の激しいフジテレビも、90年代末までは、まだ過激で面白い番組が存在していたといえる。フジテレビには自らの歴史を顧みて、往年の勢いを取り戻して欲しいものだ。
(文=平田宏利)

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