「小学生でハロコン初参戦」「加護ちゃんに会いたくてオーディションに挑戦」 生粋のハロヲタ・小桃音まいのルーツに迫る
2015.06.23
――それでも推しは一貫して加護ちゃんだったんですか?
小桃音 そうですね。“推し増し”はしていたんですけどね(笑)。4期メンバーの推しは加護ちゃんですけど、5期メンバーでは紺野あさ美ちゃんが好きで。6期メンバーだと、さゆ(道重さゆみ)も(田中)れいなも亀井(絵里)ちゃんもミキティ(藤本美貴)も好きでした。
――6期メンに至っては全員じゃないですか(笑)。先ほど、好きなハロプロの派生ユニットをいくつか挙げていましたが、特に好きだったユニットは何ですか?
小桃音 小学生の頃はミニモニ。さんで、タンポポさんも途中で加護ちゃんが加入して歌のパート割も多かったので好きでした。あとハロコンでメロン記念日さんの「This is 運命」を見た時は、とても面白いグループだなと思いました。
――そんなメロン記念日の単独ライブには行かなかったんですか?
小桃音 メロン記念日さんはスタンディングだったので、さすがに怖くて……。当時はスタンディングに行った経験がなかったので、座席指定のあるハロコンでのみ観ていました。
――ほかにもハロプロには、小桃音さんの同世代でもあるBerryz工房や℃-uteといったユニットもありますよね。
小桃音 つんく♂さんの作る曲ってことで聴いて応援はしていたんですけど、同世代なので推しって感じや、憧れるって存在には、ならなかったですね。
――同世代の子がアイドルとして活動する姿を見ると、自分もそっち側に行きたいなって気持ちにはならなかったんですか?
小桃音 モーニング娘。6期メンバーのオーディションは、まだ年齢が達していなかったのに「ハロプロに入りたい! 加護ちゃんに会いたい!」って一心で応募しました(笑)。ハロー!プロジェクト・キッズオーディションも受けたし、憧れはありましたね。
――周りの友達に、アイドルになりたいことは公言していたんですか?
小桃音 6期メンバーオーディションの時は小学生で、友達もアイドル好きだったので一緒に応募したんですけど、中学生になる頃には、だんだん友達が興味をなくしていったので、アイドルになりたいとは言いにくかったですね。親にも内緒で、写真も頑張って自画撮りして応募していました。
――モーニング娘。の振りマネなどをしていた時期とかあったんですか?
小桃音 ミニモニ。さんがはやった時に、友達とふざけて踊ったりしたことはあったんですけど、恥ずかしかったので人前で踊ったりはしていなくて。お昼休みに放送部の人が撮ったVTRが流れていたんですけど、先輩がモーニング娘。さんの曲に合わせて踊っている映像を観て、「わ~! いいなぁ」って羨ましがる側でした。当時は人前で歌うことも苦手でした。目立ちたいって気持ちもちょっとはあるんですけど、行動には移せない恥ずかしがり屋って感じで、友達の中だけでワイワイしているタイプでした。
――そんな小桃音さんがのちにアイドルへの道へ進むのですね。アイドルへ興味を持ったきっかけが当時アイドル界を席巻していたハロプロということですが、ほかのアイドルに興味はなかったんですか?
小桃音 中学時代はSweetSさんも好きでした。
――瀧本美織さんの在籍していた、エイベックス所属のグループですね。
小桃音 SweetSさんも最初は楽曲がきっかけで好きになって、そこからメンバーにも興味を持って。中でもMIORI(瀧本美織)ちゃんとHARUNAちゃんが好きでした。ハロプロ以外のアイドルに興味を持ったのは初めてで、同じぐらいの年齢の子がカッコ良く歌っているのに惹かれたんですよね。しかもメンバーのAKIちゃんが私と同じ誕生日で関西出身だったので、親近感もありました。
――SweetSの現場にも行ったことがあるんですか?
小桃音 高校生の頃にインストアイベントや、ツアーの大阪公演を観に行きました。
――あと、たしか小桃音さんはTHE ポッシボーの熱烈なファンでもあったんですよね。
小桃音 私が高校生の時に、加護ちゃんが謹慎期間に入って、紺野あさ美ちゃんが卒業して、「推しメンいなくなった。どうしよう……」って考えていた時に、ちょうど結成されたのがTHE ポッシボーさんで。ハロプロエッグ出身で、ほぼ毎日のように秋葉原で活動していると知って、実際にすごい数のライブをやっていたので、よく秋葉原の石丸電気まで観に行きました。ちなみに、THE ポッシボーの推しメンは、もろりん(諸塚香奈実)です! ほかのメンバーが私より年下だったのもありますし、丸顔が好きなので、そこにも惹かれました。
――地元の神戸から秋葉原まで、もろりん見たさに遠征していたんですか!
小桃音 初めての東京遠征は中学生の時です。辻ちゃん、加護ちゃんのユニット・W(ダブルユー)さんが、途中から東京でしかミュージカルをやらないことになって、どうしても観たくて、一人で新幹線に乗って東京に行きました。
――親に怒られなかったんですか?
小桃音 中学1年生の頃、ハロショ(ハロー!プロジェクト オフィシャルショップ)に行きたくて一人で神戸から大阪に行ってたんです。週1ぐらいのペースで通っていた時期もあったので、その延長線上で「東京まで行ってくる。日帰りだから大丈夫!」って言ってました。
――ハロショで何を購入することが多かったんですか?
小桃音 加護ちゃん推しの時は生写真を集めていました。もろりん推しの時は、生写真はもちろん、CDを買えば握手ができるということで何枚も買っていました。
――複数買いもしていたんですね(笑)。握手会は緊張しませんでしたか?
小桃音 もちろん緊張しますよ! でも1秒でも長く話したくて、事前に話す内容を考えて行きました(笑)。
――周りにアイドルファンがいなくなって、孤独感はなかったんですか?
小桃音 たしかに周りにはいなかったんですけど、その当時はファンサイトみたいなものがあって、そこの掲示板でファン同士の交流があったんですよ。あと、ダブルユーさんのミュージカルを観に行く前に、原宿のハロショに寄ったんですけど、そこで私と同じように必死に写真を探している女の子がいて。思い切って声をかけたら、その子もダブルユーさんのミュージカルに行くって話で、仲良くなって連絡先を交換したんです。学校にはアイドルファンがいないけど、ハロショやライブ会場に行けば同世代の女の子がいる、みたいな。同じ趣味だからすぐ親友になれて、東京に行く時はその友達の家に泊めてもらって、朝までハロプロについて語り合ったりしていました(笑)。