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目指せコンプリート!! 日本マンガ家記念館巡り!! 第2回

『お笑いマンガ道場』の“長いおっぱい”でおなじみの名物パネラー・富永一朗の「忍者漫画館」に行ってきた!

2015.01.10

 このマンガ館は、修善寺温泉の近くにあるテーマパーク『修善寺虹の郷』の中に建てられている。僕は愛車・スーパーカブ号で向かったのだが、かなりの山の中で、寒いわ、バイク集団にあおられるわで、結構焦りながら到着した。

 こんな田舎のテーマパークに人が来るのかな? と思ったが、園内に入るととてもにぎわっていた。敷地面積は約50万平方メートルととても広く、イギリス村、カナダ村、日本庭園……など、それぞれテーマを持ったブロックにわかれている。我らが『富永一朗忍者漫画館』は、その中の『匠の村』のブロックにあった。

匠の村の中央部に記念館がかまえられている。

 かなり急勾配の坂を登ると、なつかしい日本の建物が並んでいるのが見えてきた。いかにも隠れ里という雰囲気。『忍者漫画館』を設置するにはピッタリな場所だ。

 ギャラリーの入り口には、一郎忍者団子など甘味が販売されている。とても雰囲気があって、よい展示室だった。名前の通り、忍者、忍術をテーマにした作品が並んでいる。

 中でも『一郎忍者考』と名付けられたシリーズは、富永一郎のライフワークで、『日本漫画家協会賞・大賞』を受賞したものでもある。

 小さい子ども連れの親子もたくさん来ていた。その子どもたちにも受けていたし、両親は懐かしの『お笑いマンガ道場』トークで盛り上がっていた。

 また、出口には『チンコロ姐ちゃん』『ポンコツおやじ』などの著作が並べられていた。その横には額装された富永一朗の写真も展示されていのだが、糖尿病を患ったとかで、番組の頃よりはずいぶん痩せられたものの、それでもお元気そうだった。

なつかしい作品たちも。
富永一朗氏の写真もあった。
手描きの色紙に書かれたイラストは見覚えのあるタッチだ。

 さすがに、『富永一朗忍者漫画館』のためだけに訪れるのは大変だが、『修善寺虹の郷』は丸1日いても楽しめるテーマパークなので、休日に立ち寄ってみてはいかがだろう。ほかの富永一郎マンガ館も風光明媚な場所にあるので、観光がてら、全国の一朗めぐりをするというのも楽しいかもしれない。
(文/村田らむ)

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