主人公と敵のボスがデート!? 11話にしてクライマックス要素が盛りだくさんの『烈車戦隊トッキュウジャー』

　いやーーっ、ライトと大ボスのフラグ立てに、トッキュウジャー分裂の危機、さらにヒロイン（？）のグリッタ嬢の恋の行方に新展開と、通常のシリーズであればクライマックス的要素を、惜しげもなくぶちこんで来ましたね。特に江ノ電と思しき駅のホームに佇むグリッタ嬢というシュールすぎるカットは、連休中の思い出がすべて吹き飛ぶほど、強烈なインパクトでした。

　放送直後よりネットでは、皇帝のキラキラ好きが、グリッタ嬢（グリッタは“輝き”の意味）にどう絡んでくるのか、キラキラてかってるライトの唇がいつ奪われるのか、白熱した議論が飛び交っているようです。まさに靖子にゃんの手の平でダンシング状態。しかしこの憶測と妄想こそ、本放送視聴ならではの楽しみ。同じ戦隊バカなら踊らにゃ損ってことで、存分に堪能しちゃいましょう！

　さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション！　出発進行!!　次の停車駅は、ゼットに催眠術をかけられたトカッチ（演：平牧仁）たちが送る意外な生活とは……「第12駅　虹の定期券」です。カグラ（CV:森高愛）のケバいメイクは何なのか、気になる方もそうでない方も皆さん、お乗り遅れのないようご注意ください!!

　EDの列車紹介は名古屋鉄道の「2000系　ミュースカイ」と西日本鉄道の「7000形」、箱根登山鉄道の「1000形 ベルニナ号、2000形　サン・モリッツ号」でした。
（文／雑賀洋平）