「アニメにもゲームにも触れずに生きてきた」ゲーソン界注目の歌姫marinaが未知の世界に挑んだ決意
2013.12.05
この「泡沫ノ花」は『花咲くまにまに』のエンディングの中でも、なかなか辿り着くことのできないTrue Endで流れるそう。marinaさんも『花まに』絶賛プレイ中だそうですが、初めて乙女ゲームをプレイしたため、まだまだ模索中だそうです。「実はアニメにもゲームにもまったく触れずに生きてきたんです」というmarinaさん。ええっ! じゃあ、なぜこの業界に……?
「宮崎から上京して、専門学校の特待生として音楽を学んだ後、わけもわからず受けたオーディションが、アニメ『Angel Beats!』のオーディションだったんです。その後、ボカロPのDECO*27さんから『一緒にやろう』と誘われて、アルバムに参加したり……。でも、それまでニコニコ動画なんて見たことなくて。初音ミクももちろん聴いたことがありませんでした。ずっと洋楽しか聴いていなかったし、歌っていたのも洋楽だったんです」(marinaさん)
上京する前、実は保母さんになるための大学に受かっていたというmarinaさん。オーディションでグランプリを受賞し、専門学校の特待生として誘われた際、「音楽がやりたかったというよりは、いろいろな人の価値観を知りたくて、東京に行くことを選んだ」のだといいます。
その後、未知の世界だったこの業界へ。それでも、アニソンだから、ゲーソンだからという意識は、marinaさんにはあまりないそう。
「アニソンだからとか、ゲーソンだからとか、ほとんど考えません。メロディと歌詞があって、それを私が歌うということに違いはないので。難しいとも思いませんし。とにかく純粋に、“届く”ものを作れたらいいなって思います」(marinaさん)
そんな彼女に、アニソン・ゲーソンアーティストと呼ばれる歌い手が増えてきた現状について、どう思うか聞いてみました。
「(こういう状況も)いいんじゃないかなって思います。仲良くしているLiSAも、アニソン界と言われる業界の中で、自らのスタイルを確立している。そういうのを見ていると、“同じ”じゃないアニソンがたくさん増えればいいのかなって。それに、私の中ではアニソンもゲーソンも、ボカロもJ-POPも、すべてフラットにしたい。境目をなくしたいです」(marinaさん)