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畑亜貴やたいらいさおも登場!「アニソン1000曲メドレー2013」レポート!!

2013.10.27

いじわるな選曲ながら、高らかに歌い上げる畑亜貴さん。

 ラストは『涼宮ハルヒの憂鬱』や『ラブライブ!』など、多くのアニメ作品に歌詞を提供している畑亜貴さん。しかし、畑さんの歌う歌は少々意地悪なセレクトだった。関東地方では放送されていなかった『怪盗レーニャ』のOP「盗んだハートはここですよ?」や、『アキカン!』前期OP「ミラクル プランができちゃった!」はじめ、『這いよれ!ニャル子さん』のOP「太陽曰く燃えよカオス」の弾き語り風バージョンなど、合唱できそうにない曲を選んでくるのだ。もちろん「ハレ晴レユカイ」などのカバーはあるものの、この日の畑さんは黒の衣装と相まって、曲もトークもダークな感じ。

が、しかしお客さんも負けじと大盛り上がり。

 と、ここまでのスペシャルゲストのライブだけでも十分楽しめる物なのだが、本番はこれからである。既に時間は21時を過ぎており、ようやくキムラさんがアニソン1000曲マラソンのスタートを宣言するも、最初のパートは連続で5時間という長丁場。会場からは「バカーッ!」と罵声半分・狂喜半分の声が飛んだ。

 1曲目は『タイムボカン』OP「タイムボカンの歌」から始まり、2曲目はいきなり特撮の『未来戦隊タイムレンジャー』OP。そう、曲の順番には規則性があるのだ。『タイムボカン』から「“タイム”つながり」で『未来戦隊タイムレンジャー』、次が「“未来”つながり」で『未来少年コナン』、「“コナン”つながり」で『名探偵コナン』…といった具合。これはセットリストを考えるほうも大変だが、一緒に歌うほうも次に何が来るのか予想しながら歌うので、いろいろ頭を使う。それだけに予想が当たると思わず力を入れて歌ってしまうが、『ウルトラマン80』の次が『レインボーマン』なのは、「主人公がどちらも「ヤマトタケシ」だから」というのは盲点だった……本イベントは、アニメだけでなく特撮知識も求められるのだ。

 ちなみに記事の最後に当日歌った曲リストを一部掲載しているので、主催側がどのような理由で並べたのかを想像して楽しんでほしい。単に歌うだけでなく「自分ならこうつなげるのに…」とか具体的なタイトルやセットリストを考え始めたら、来年はあなたもこの会場で歌っていることだろう。やはり人と一緒に歌うのは楽しいし、一瞬でもハモれば脳から快感物質が「じわっ」と出ているのを実感できる。

 翌日16時20分頃、イベントは全642曲を歌って終了。ラストは『劇場版 銀河鉄道999』の主題歌をみなで歌い上げ、24時間弱に及ぶ戦いに終止符が打たれたのだった。
(文/伊賀山紋太)

<第一部でのアニソン100曲はこちら!>

■ちなみに、本イベントを主催しているキムラケイサクさんのお店
東中野の「Otaku Bar 44SONIC」はこちら
http://www.44sonic.net/
11月1日からは阿佐ヶ谷に移転してリニューアルとのこと!

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