気の合う仲間と終電を逃して朝まで時間を潰す時、しばしばカラオケボックスでアニソン縛りで徹カラをしてしまうことがある。始発までの数時間、順番で歌うはずが知ってる曲だとつい一緒に歌ってしまうというのもよくある。が、これが流れてくるアニソンを全曲歌うとなると話は別だ。ましてそれを1000曲目指して歌うとなると、狂気の沙汰である。いつからカラオケは体育会系になったのか、アニメってもっと文化系じゃなかったのか……
そんな無茶なイベントが、去る10月4日の19時から翌日の夕方まで、東京は新宿・歌舞伎町のロフトプラスワンで開催された。その名も「帰ってきた24時間耐久アニソン1000曲メドレー2013」。文字通りアニソン1000曲を歌おうというDJイベントだ。本イベントは1994年のSF大会から始まり、04年より新宿ロフトプラスワンに舞台を移し、毎年開催されている。こんな酔狂なイベントを主催したのは、映像作家でアニソンライターのキムラケイサクさん。つい先日お尻を手術をしたばかりで病み上がり、さらに当日もビデオの編集などで睡眠時間は3時間という満身創痍っぷり、まさに逆境である。司会進行には相方として、『ゲートガール』(日本文芸社)を手がけたマンガ家のひのき一志さんがいるとはいえ、本当に最後までやれるのか? という不安を抱きながら、我々はその歴史的なオープニングに立ち会ったのである。時に2013年10月4日午後7時、イベントはスタートした。
今回のスペシャルゲストは『デジモンアドベンチャー』シリーズの主題歌などでおなじみの宮崎歩さん、『伝説巨神イデオン』はじめロボットアニメの主題歌を数々歌ったたいらいさおさん、近年アニメのクレジットでこの人の名前を見ないシーズンはない畑亜貴さんの3名。まずは宮崎さんのステージからスタート。一曲目は『デジモンアドベンチャー02』の挿入歌「Break up!」から。続いて『マシュランボー』のOP主題歌「Power Play」。途中、マイクの使い方のコツや、マイク前で立つ際に「細く見える立ち方」など本職ならでは貴重なトークをはさみつつ、メドレー含め計4曲を熱唱した。
続いて登場した、たいらいさおさんは『無敵ロボ トライダーG7』『最強ロボ ダイオージャ』を我々“おども(アニメのおかげで立派に育った子どもたち)”のために熱く歌ってくれた。こちらも円熟のトークと併せて『宇宙戦士バルディオス』『銀河疾風ブライガー』など7曲。最後はまさかのアンコールまで飛び出し、客席の年齢層を考慮して(笑)『トライダー』のED曲「俺は社長だ」を歌ってくれた。
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