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「いい意味で個人主義でいられる」エッセイマンガ『ヲタ夫婦』作者・藍さんが語る、ドルヲタ男女の結婚、ヲタ活とは?

2017.06.21

――結婚前と結婚後で意識が変わったことはありますか?

 私よりも夫が、結婚後テンション高くなりました。「妻をもらったぞー!」みたいな。だからそこに私がつけこんでる形です。ただ、ヲタ活に関しては結婚したことよりも、夫が応援していた「BiS」の解散前後での変化の方が大きかったかも(笑)。

――ロフトプラスワンでのイベント「藍さんの芸能音楽研究部」開催に至った経緯を教えてください。

 『ミリオンドール』のアニメ化をした時に、マリ子役をやってくれた声優の伊藤美来ちゃんが、スタイルキューブさんという事務所の所属で。私はその事務所の「ゆいかおり」とか「StylipS」のヲタクをしてたことがあったんですね。それで「嬉しいです」っていう話をいろんなところでしていたら、スタイルキューブの社長のたかみ(ゆきひさ)さんから声がかかりまして。それで一緒に飲んで意気投合していくうちに「じゃあやりましょう」みたいになった感じですね。最近は私もたかみさんも忙しくなっちゃったので、次はお互い落ち着いてから再開したいです。

――そのイベントも含めて、アイドルの方々とお仕事される機会があるか思います。実際にお会いしてみるとどんな感じになりますか?

 まだ自分でもスタンスを決めきれていないんですが、でも基本的には「仕事モードでいこう」とは思っています。あと、向こうの出方もちょっと見ますね。若くてモジモジしてたりしたら「これはスタッフのお姉さんモードでいこう」と思ったり。

 今回の本の関係では、対談相手の(ファーストサマー)ウイカさんとか、帯にコメントを寄せてくれているプー(・ルイ)ちゃんはトークが上手いので、かなり楽をさせてもらってますね。私は同性だからかもしれませんが、アイドルの女の子は特に年上になるほど、距離感は大事にした方がいいと思っています。上手い仕事の距離感を作ってあげたほうが、やりやすいんだろうなと考えています。

――マンガの中では藍さんの“推し”として「東京パフォーマンスドール」の小林晏夕ちゃんが描かれてますが、他に最近注目しているアイドルはいますか?

 小林晏夕ちゃんはこれからもずっと応援しているし売れてほしいと思ってますが、旦那の影響で見てるグループの中では、「BILLIE IDLE®」が一番好きですね。自分から現場に行ったところだと、この前「sora tob sakana」の「月面の音楽隊」を見て。生バンドとかVJとかの使い方が繊細で、世界観があってすごく良かったです。あとは、知人から紹介されて「Summer Rocket」のライブに行ったんですけど、昔の曲のカバーとかされてて、歌ってる感じが正統派で面白いなとか。

 個人的に応援したいのは、里咲りさちゃん。一人で作詞、作曲、アイドル社長と、全部やれるのはすごいなと。自我を持って自分でやれる子はすごいと思います。

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