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真田家も豊臣家もすれ違いばかりで重苦しい展開の中、パパ幸ときり(長澤まさみ)が身を張って笑いを提供!?『真田丸』第27話「不信」レビュー

2016.07.12

 笑いといえば、きり(長澤まさみ)が笑えるシーンも多かったこの第27話。何だかんだで信繁が気になるようで、「初恋の人は気になるでしょ」と言い出して、信繁にポカンとされてしまったり、数話前から秀次に「側室になってくれ」とプロポーズされて、信繁にすごく引き止めてほしそうにしているのだが、「すごくいい話ではないか」と純粋に応援されてしまったり……。

 正直今までは、ほんの少しぐらいは信繁もきりに幼馴染として以外の、何かしらの感情を抱いてたりするのかなと思っていたのだが、予想以上に信繁はきりに対して無関心。一人だけ現代劇みたいで浮いていた長澤・きりも、周囲で繰り広げられる展開がここまでシリアスになってくると、物語の緩急をつけるための貴重なアクセントになってきたようにも感じる。今まで散々「ウザい」とか「こいつ出てくるとつまらん」とか、書いてしまってごめんなさい。だが、ここまで信繁の眼中にないとすると、ここからどうやって側室になるのか、見当もつかないのだが、どうなるんだろうか。

 次号予告によると、次回第28話「受難」で、とうとう秀次は最期の時を迎えるようだ。 時代考証の丸島和洋氏のTwitter(@kazumaru_cf)を見る限り、史実を生かしつつ、信繁も絡ませたいい感じの脚本になっているようなので、その出来に期待したい。

 なお、秀次役を演じる新納慎也のブログ「ニイロの思考回路」では、元・うたのおにいさんに相応しく、明るく楽しく秀次の役衣装姿の写真をUPしたり、秀次役としてゲスト出演したNHKへの各番組情報を紹介してくれている。次回の放送後、新納慎也がどんなコメントを残してくれるのか、あわせて楽しみにしたい。

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